■「STOP ROAD RAGE」PR動画詳細

今回の動画は、昨今問題となっている「あおり運転」が引き起こされるまでの加害者と被害者の心理的な描写を、紙人形を使ったストップモーションアニメーション(ミリ単位で紙人形を動かしながらコマ撮りした写真を繋げて映像化し
たアニメ)で表現した内容になっています。

切り絵アニメーションを担当したのは、アニメーターの岡本将徳さんです。

動画の総コマ(カット)数は約1320コマ、総勢約535体もの人形が登場します。

動画冒頭の和やかで可愛らしいシーンから一転、ラストに近づくにつれて怒りの感情に塗れた加害者の心理描写はショッキングでありつつも必見です。

・ROAD RAGE(ロードレイジ)とは?

ロードレイジとは、自動車走行中の追い越しなどに対して、あおり運転や、進路妨害するといったドライバーの報復行動のことを指しています。

アメリカでは30年以上も前から社会問題になっていますが、日本でも例えば、あおり運転は7,000件以上(2016年)が検挙される事態となっており、社会問題となっています。

動画制作背景

昨今話題となっている「あおり運転」。

自動車販売を生業とする企業として、この悲しい状況をなんとかしたい、と強く感じていたようです。

「あおり運転や、急な割り込みなど危険運転をされたことがあるか?」との問いに対して「ある」と回答した人は76%(出典:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会)という調査結果を受け、交通事故ゼロ・プロジェクト第6弾として今回の動画を制作し、「イライラ・あおり運転をやめよう!」という啓発を行うこととしました。

「あおり運転」の危険性について企画を開発する上で調べていくと、その根幹はハンドルを握った時の“怒り”にあると思いました。

欧米では STOP ROAD RAGE の掛け声のもと運転中の“怒り”がどれだけ危ないものかを啓発していて、まずはそのことを伝えたいと考えました。

はじめはささいな“怒り”でも、速度によって悲劇も加速していくことを多くの人に感じてもらうために、切り絵のストップモーションという手法で表現しました。

何気ない“怒り”が速度によって徐々に“凶器”へとトランスフォームする様子を描くことで、誰もがその加害者にも被害者にもなることの恐ろしさを感じてもらえればと思います。

交通事故ゼロ・プロジェクトについて

岡山トヨペットは、「この街をもっと。」をブランドメッセージとして掲げ、安心・安全な街づくりの一環として取り組んでいるこの交通事故ゼロ・プロジェクト。

第5弾まで実施しています。

特に、第3弾のウィンカー点灯啓発動画「Bubblepack Town」は動画再生回数約50万回!
第5弾の居眠り防止体操動画「Dancer in the Seat」は動画再生回数約66万回以上と動画を中心としたプロモーションは話題となりました。

■アンガーマネジメントについて

誰もが「あおり運転」の被害者・加害者にならないために気持ちを落ち着けるアンガーマネジメントを紹介します。

誰でも怒りはコントロールすることができます。

アンガーマネジメントとは、怒りの感情と上手に付き合う(マネジメント)ための心理トレーニングです。

著名なスポーツ選手なども取り組んでいる方法です。

<気持ちを落ち着けるアンガーマネジメントテクニック>

1.6秒ルール
どんなにイラっとしても6秒待ちましょう。

2.家族の写真など大切なものを見えるところに置く
家族や恋人、ペットの写真など自分にとって大切なものを、車に乗っていればサンバイザーやダッシュボードなどの見えるところに置きましょう。

3.気持ちが落ち着く言葉を自分に言い聞かせる
自分にとって気持ちが落ち着く言葉を見つけて、自分に言い聞かせてみましょう。

4.深呼吸をする
気持ちを落ち着かせる意味でも、ゆっくり深呼吸しましょう。

・アンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。

怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。

当初は犯罪者のための矯正プログラムなどとして活用されていましたが、時代の変遷とともに一般化されていきました。

現在、日本でもアンガーマネジメントの受講者数は年々右肩上がりに増加しており、2017年度は約22万人、統計を取り始めた2012年より6年間で講座や講演、研修を通して述べ約60万人の方が受講しています。

<ロードレイジの加害者・被害者にならないためにできること>

・目的地に余裕を持って到着すること。
・割り込まないこと。
・緊急時以外にクラクションを鳴らさないこと。
・他の運転者を挑発、あおらないこと。
・追い越し車線でゆっくり走らないこと。
・危険運転者には抜いてもらうこと。
・絶対に車から降りないこと。
・相手の車が見えなくなるまでやり過ごすこと。 など

■危険運転と怒りに関するアンケート調査結果(出典:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会)について

旅行や買い物に行くときなど、便利で楽しい車の運転。

しかし、運転をしていると渋滞にハマったり、長時間運転により緊張状態が続くなどイライラすることも多いはず。

まず初めに運転していてイライラしたことがあるかどうかを聞いてみました。

すると、90.2%もの人が、運転中にイライラした経験があると回答しました。

そこで、その運転中のイライラをおさえるためにどのような対処法をとるのか尋ねてみたところ、「特に何もとらない」と回答した人が 39.1%いる結果となりました。

この結果から9割もの人が運転中イライラしているにも関わらず、運転中にイライラした際それをおさえるための行動を何もしない人が約4割もいるという危険な事実が判明しました。

また、運転中にイライラした際、「イライラするだけで特に何もしない/したくならない」と回答したのはわずか39.6%で、「必要以上にスピードを出してしまう、または出したくなる」、「前の車をあおってしまう、またはあおりたくなる」など、60%以上の人がロードレイジを犯してしまう可能性があるという結果が出ました。

このことから、多くのドライバーは運転中にイライラすることがあり、そのイライラが原因で、あおり運転などの危険運転が横行していると考えられます。

そんな危険なロードレイジですが、実際に皆さんは被害に遭った経験はあるのでしょうか。

運転中、あおり運転や急な割り込みなど、周りの車に危険な運転をされたことがあるかどうかを聞きました。

すると、「ある」と答えた人が76.2%もいることが判明しました。

どのような状況の時に、危険運転などの被害に遭ったのかを聞いてみたところ、「速度を落として運転をしていたとき」(43.9%)が1位になる結果に。

次いで、「軽自動車または小さめの車に乗っているとき」(39.2%)が2位となりました。

さらに「軽自動車または小さめの車に乗っているとき」の男女割合を調査したところ、回答した人の半数が女性ということも同時に判明しました。

このことから、運転中、あおり運転などの危険運転の被害に遭いやすいのは、速度を落として運転をしているドライバーはもちろん、軽自動車や小さ目の車に乗る機会の多い女性であるというショッキングな事実が明らかになりました。

それでは、運転中イライラしてしまう人はどのようなことでイライラしてしまうことが多いのでしょうか。

最多は「前の車の速度が遅いとき」(74.7%)、次いで「渋滞にはまったとき」(59.1%)でした。

さらに、「蛇行運転など、後ろの車からあおられたとき」が52.0%、「クラクションを鳴らされたとき」が34.8%と高い数字となり、このことから、前を走る車の速度に加え、蛇行運転やクラクションなど、他の車からあおられた時 に“怒り”を感じやすく、ロードレイジがロードレイジを生む可能性が高いということが判明しました。

■一般社団法人日本アンガーマネジメント協会について

近年アンガーマネジメントは、日本をはじめ、世界でもその重要性を認められ、公的機関や
企業、教育現場、医療現場などで導入が始まっています。日本でも世界最大組織であるナ
ショナルアンガーマネジメント協会(アメリカ)の日本支部として、2011年6月に一般社団法
人日本アンガーマネジメント協会が設立しました。

・今回の企画に関する一般社団法人日本アンガーマネジメント協会からのコメント

ロードレイジは日本ではまだまだ認知度が高いとは言えない状況です。

その一方であおり運転、危険運転などを含むロードレイジの摘発件数は右肩上がりに増えています。

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会としてロードレイジを撲滅したい思いの下、様々な活動をしてまいりましたが、今回、岡山トヨペットと一緒に啓発活動をできることを非常に喜ばしく思っています。

動画では、ロードレイジが何の前触れもなくやってくる身近に潜んでいる危険であることを改めて感じていただくことができるのではないでしょうか。

今回のプロジェクトをきっかけに多くの人にロードレイジの危険性が伝わることを期待しています。

■岡山トヨペットについて

岡山トヨペットは、サポカーやハイブリッド車などのトヨタ車の新車販売はもちろん、中古車販売・車の整備及び部品の販売、車検などの自動車に関連する業務全般を行なっています。

自動車を販売する会社の責任(CSR活動)として、40年以上前からトヨタ自動車と共に地球環境に配慮した「ふれあいグリーンキャンペーン」を続けており、昨今では「この街をもっと。」のブランドメッセージのもと、「STOP ROAD RAGE」などの交通事故ゼロ・プロジェクト、くまるの交通安全教室、モータースポーツ振興、スポーツ、文化を通して地域を盛り上げる活動など、すべてのステークホルダーを重視した事業活動も行なっています。


今回のロードレイジ撲滅の活動はもちろん、これからもモビリティディーラーとして、人の移動に関するさまざまな事業、事象へ関わっていきたいと思っています。

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