日本酒を週4日以上飲む20〜30代の「日本酒女子」が急増

株式会社Clearが運営する日本酒専門WEBメディアSAKETIMESにて、日本酒を飲用する成人男女2,014名に「日本酒の飲用に関する消費者動向調査」を行いました。

2019年では、2017年に比べると「週に4日以上日本酒を飲む」と回答した人の割合は6pt減少し、29%でした。日本酒を飲む頻度が少なくなっている傾向にあることがわかります。

しかし、20代女性では2017年時の8%から2倍の16%、30代女性では2017時の11%から1.5倍の17%に増加しました。全体では飲用頻度が低下傾向にあるなか、日本酒を日常的に飲む若い女性が増加傾向にあることがわかりました。

日本酒は「家飲み」が定番スタイルに

日本酒を飲む場所は、男女ともに「どちらかといえば自宅」がもっとも多く、男性で7pt増加の53%と半数以上、女性で5pt増加の36%となりました。男女合わせると966名(48%)にものぼります。「どちらかといえば外食」「外食・自宅同じくらい」と回答した人の合計割合は、男性は47%、女性は16pt多い63%と、女性の方が外での飲酒機会が多いことがわかります。

日本酒を飲む機会は、男性ではひとりで、女性は友達や恋人と

日本酒を誰と飲むかを聞いたところ、男性は「ひとりで」と回答した人が70%ともっとも多く、女性は「友達と」が59%ともっとも多い結果でした。特に女性では「友達と」「家族と」「恋人と」飲む割合が男性と比べて8〜15pt多く、誰かと一緒に日本酒を飲む機会が多いことがわかりました。

日本酒のひとり飲みは、男性は「自宅で」、女性は「外で」が増加

「ひとりで飲む」と回答した人が日本酒をどこで飲むことが多いか聞くと、男性は2017年の調査時から「どちらかといえば自宅」が増加し、半数以上を占めました。特に20代が顕著で、27pt増加していました。若い男性は、外飲みから家飲みへ移行していることがわかります。

女性は、30代を除く全ての年代で外飲みが増加、男性とは異なる傾向でした。特に20代が顕著で、外飲みが13pt増加、家飲みはほかの年代と比較し唯一減少し、マイナス37ptという大きな変化となりました。これは近年、女性1人でも入りやすいおしゃれな日本酒バーや飲食店が増加したことが背景にあると考えられます。

日本酒の購入予算は、自宅用は1,000円台(1,355票)、ギフト用は2,000円台(795票)が最多

自宅用とギフト用、それぞれに購入する日本酒の予算について聞くと、自宅用は1,000円台がもっとも多く67%(1,355票)、ギフト用は2,000円台がもっとも多く39%(795票)となりました。

若い世代のギフトシーンで、高価格帯の日本酒の需要が増加

5,000円以上の高価格帯商品について、ギフト用では11%(220票)でしたが、そのうち20代が占める割合は15%にも及び、ほかの年代と比べてもっとも多いことが分かりました。若い世代のギフトシーンで、高価格帯酒の需要が高まっていることがうかがえます。

日本酒を選ぶ時に重視する点は、1位「味わい」2位「特定名称の種類」3位「酒蔵」

日本酒を選ぶ時に重視する点について、1位は「味わい」で80%の1,612票、2位は「特定名称酒の種類」で59%の1,193票、3位は「酒蔵」で50%の997票でした。食中酒といわれる日本酒ですが、「料理との相性」を重視する人は21%の428票と少なく、購入時にあまり料理との相性を意識していないことがわかります。

SAKETIMESについて

国内最大級の日本酒専門WEBメディアです。専門用語の解説から、日本酒にこだわるお店の紹介、お酒の楽しみ方解説、酒蔵のストーリーまで、様々な日本酒情報を毎日配信。実際に現場に足を運んで取材した1次情報を中心に掲載しているそうです。酒蔵をメイン顧客とする記事広告のみを収益源とし、ユーザー体験を第一に考えたコンテンツを設計しているとのこと。月間70万ページビュー、30万ユニークユーザー。消費者はもちろん、業界関係者も利用しているそうです。

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