見逃せない選手間との駆け引き

ウエイトリフティングはスナッチとクリーン&ジャークの2種目を行い、合計挙上重量を競います。スナッチは床に置かれたバーベルを1挙動で頭上に持ち上げます。クリーン&ジャークは同じく床に置かれたバーベルをまず肩まで持ち上げ(クリーン)、次に頭上に持ち上げます(ジャーク)。選手はどちらの種目も3回試技を行い、成功したうちの最大重量がその選手のスコアになります。3回とも失敗すると失格です。

オリンピック規定2種目について

TVで見たことがある方もいるかと思いますが、どっちがどうなんだか分からない人も多いでしょう。

スナッチ(第1種目)
広い手幅でバーベルを持ち、、自分が引き上げられる限界の位置までバーベルを引きその後素早くバーベルの下に潜り込む。潜り込んだ後バーベルが落ちてくる前に腕を伸ばし支え立ち上がる。

クリーン&ジャーク(第2種目)
クリーン(第1動作)
肩幅ぐらいの手幅でバーベルを握り、自分が引き上げられる限界の位置までバーベルを引き その後素早くバーベルの下に潜り込み肩で受ける。その後立ち上がる。

ジャーク(第2動作)
クリーンのあと膝・腰の反動を利用して頭上に一気に持ち上げる。その際足を前後に開く。

スナッチ・クリーン&ジャーク共に頭上に上げたときに肘が一回で伸びきらず、肘が曲がった後でバーベルを押し上げた場合は失敗となる。また、挙上後は3秒間停止しなければならない。3人の審判のうち2人以上が成功と判断して初めて成功となる。成功した後でも、挙上したバーベルを下ろす際に腰の位置から下で手を離さないと失敗となる。

日本でも人気急上昇

ウエイトリフティングは、東京オリンピックでも日本勢のメダルが期待される競技ですが、残念ながら現時点では、あまり世間に知られているとは言えません。メダリストの名前ぐらいは聞いたことがあっても、実際にウエイトリフティング競技を観たことがある人、ましてや、やったことがある人は少ないのではないでしょうか。

アメリカでも10年ぐらい前までは、日本と似たような事情でしたが、最近ウエイトリフティングの注目度が上がって、各地で行われている大会の出場者も急増しています。大手経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、2017年11月22日付の記事で、米国ウェイトリフティング協会の会員数が、2012年と2016年のオリンピックの間に11,100人から26,000人になったと調査結果を発表しています。

2020年東京オリンピック見どころ

メダル争いは男女とも中国が近年目覚ましい活躍を見せていて、男子は前回のリオデジャネイロ大会で金メダル2個を含む計4個のメダルを獲得。69kg級にいたっては大会4連覇中と波に乗っています。一方女子も前回大会で3個の金メダルを獲得し、2000年のシドニー大会から正式競技となって以降、計14個の金メダルを手にしています。

その中国の後を追うのが、男子が北朝鮮・コロンビア・イラン・カザフスタン。女子がタイ・チャイニーズタイペイ(台湾)・北朝鮮・インドネシアといった国々で、毎大会メダル争いの顔を見せています。

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takuji

こんにちわ。
クエン酸と、テニス大好き少年です。プレーするのも、観戦するのも大好きです。
得意なのはフォアストロークです。アプローチから相手を追い込み、ボレーで決めるのが
基本的なスタイルです。苦手なのはバックです。弱点を隠し、なるべくフォアに回り込んで打つ癖で、弱点が余計に目立つようになりました。
これからも、弱点から逃げずにバックを克服していきます。

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