健康な状態と病気の間にある「未病」という段階について

体がだるい、疲れやすいなど発病には至らないものの軽い症状がある状態を「未病」といいます。未病は「自覚症状はないけれど健康診断の検査値が少しずつ悪化している」「何となく具合が悪いけれど検査をしても全く異常がない」など人によって様々な症状や程度を示します。高脂血症、糖尿病なども「未病」の1つと考えられており、生活習慣病や加齢に伴う心身の活力低下が大きな問題となっています。この「未病対策」にスポットをあて「食」「運動」「癒やし」をコンセプトに、「未病」改善体験ができる施設「未病バレービオトピア」が今年の4月に神奈川県足柄上郡にオープンいたしました。

まるで大型商業施設?未病バレービオトピアとは

株式会社ブルックスホールディングスが『県西地域活性化プロジェクト』に基づき、県西地域が「未病の戦略的エリア」であることをアピールする拠点施設として、大井町の共同提案に基づいて神奈川県とともに設置を推進している「未病バレービオトピア」は小田急線「新松田駅」よりバスで約10分のところにあります。

南北に約3キロ、面積は60ヘクタール(東京ドーム13個分)の自然環境に恵まれた広大な敷地にこんもりとした丘のよう地形には、たくさんの種類の樹木や草花、野鳥がいます。この自然を活かした「森のがっこう」では森林セラピーを、「森のみち」では約2000歩から約4800歩ほどが歩けるウォーキングコースがあり自然を楽しみながら未病改善の為の心の癒やしと運動不足解消が行えます。

「マルシェ」では未病改善に繋がる様々なモノに出会うことができます。日本酒やワイン、発酵食品、野菜など「カラダとココロに優しい」をテーマにした地元の新鮮な食材や特産品、オーガニック商品の販売が行われております。さらに未病を目的としたメニューを提供するレストランもあり、自分の体調に合わせて食材を選べる体に優しい食事が楽しめます。

体験型施設も併設

「マルシェ」のある建物内にある「me-byo エクスプラザ」は神奈川県が運営する体験型施設で、入場は無料です。「反復横跳びチャレンジ」「ウォーキングチェッカー」など遊びながら無理なく体を動かせるアイテムや県西地域で未病改善が期待できるスポットの情報展示、未病改善に関する相談ができるコンシェルジュカウンターも常設されています。年配の方はもちろん、生活習慣病にかかりやすい年代や体を動かすことが大好きな子供まで家族みんなでゆっくり楽しめる施設となっているようです。

ビオトピアは自然の恵みから集まる「食」、身体を整える「運動」、五感を開放する「癒し」をコンセプトに、子供から大人まで全世代が楽しく「未病」改善体験ができる施設のようです。現在オープンされている施設のほか、第2期にはスパやフィットネスなどがオープン予定となっております。森林での散歩やマルシェでのショッピングなど、未病改善以外の目的でも訪れてみたい楽しさがある健康スポットですね。

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