りんごはどんな果物?

秋頃からが旬で、寒い地方で多く生産されているりんごは、バラ科リンゴ属の落葉広葉樹の一種であります。日本では、別種の花粉を交配させ、これまでに2,000種の新しい品種を開発しています。

日本で定番のりんごの種類

日本では、以下の品種がポピュラーになります。

■「ふじ」 
国内の生産量1位の代表的な品種。蜜が入りやすく、酸味と甘みのバランスもよい人気No.1の品種。日持ちすることも魅力の一つ。
■「つがる」
薄いピンク色と酸味の少ない甘口の味が特徴。国内生産量、人気ともに「ふじ」に次ぐ。
■「王林」 
黄色がかった緑色の皮が特徴。独特の香りと強い甘みで人気。「りんごの中の王様」が名前の由来。
■「紅玉」 
アメリカ原産の古種。濃い赤色と強い酸味が特徴的な品種。加工適性が高く、調理用として人気。
■「ジョナゴールド」 
紅玉の交配種であり、強い酸味と引き締まった果肉が特徴的な品種。お菓子作りにも適している。

りんごのもたらす健康・美容効果とは?

■リンゴポリフェノール
強い抗酸化作用がある。生活習慣病の予防、コレステロール値を下げて血流を改善、アレルギーの抑制に効果的。美白効果もある。皮に近い部分に多く含まれる。
■ペクチン
水溶性食物繊維で、善玉菌を増やし、腸内環境を整える。便秘に効果的。加熱することで働きが上がるので、整腸効果を期待する場合は、加熱調理した方がよい。(ただし、加熱すると他の栄養効果が減少する場合もある)
■セルロース
不溶性食物繊維で、便の量を増やし、腸の働きを助ける。
■ビタミンC
酸化型という加熱しても壊れにくい性質を持ったものが含まれている。肌荒れの改善や、美肌効果がある。

りんごの選び方と保存方法

美味しいりんごを選ぶ時のポイントとして、次のことが挙げられます。

■りんごの下の部分まで色づきのいいものを選ぶ。
■手に取ったとき、ずっしりと重いものを選ぶ。重いものほど果汁が詰まっていることを意味する。
■枝が干からびていないものを選ぶ。
■甘い香りが強いものを選ぶ。

りんごは、0~10度の低温で保存する必要があります。乾燥を防ぐためビニール袋に入れ、冷蔵庫に入れて保存します。保存できる期間は2週間~1ヶ月弱が目安。冷蔵庫に入りきらない場合は温度が低く、温度変化の少ない場所に保管しますが、その場合の保存期間は冷蔵庫に入れた場合の保存期間の半分程度となります。

効果的に栄養を摂取できる簡単レシピ

■皮のまま
リンゴポリフェノールやペクチンは、りんごの皮の部分多く含まれている。皮をむかずにそのまま食べることが、栄養を摂取する上で一番効果的な食べ方である。
■りんごヨーグルト
皮がついたままのりんごを細かく切り、ヨーグルトと一緒に食べると、ヨーグルトの乳酸菌との相乗効果で、整腸作用・美肌効果が期待できる。
■ココナッツオイルで焼きりんご
りんごは皮がついたまま薄切りにし、フライパンでココナッツオイルとともに炒め、お好みでシナモンシュガー、メープルシロップなどをかけるだけ。さっとできて、子どものおやつに最適な一品。
■りんご入りコールスローサラダ
千切りにしたキャベツとりんごを、コールスロードレッシングで和えるだけ。りんごの甘さとシャキシャキ感で、野菜嫌いでもたくさん食べられる。

関連するまとめ

暑い時期に注意しよう。内蔵型冷え性

今年の夏はいつもよりも暑くなるそうですね。 冷たい物を食べたり、クーラーにあたってばかりいると内蔵型冷え性に…

梅雨が明けたら夏が来ます!「夏バテ」の対策もしっかりしておきましょう!

梅雨が終わると、いよいよ夏到来です。「夏バテ」にも気をつけなくてはなりません。

風邪をひきやすくしている行動を日常生活の中で気付かぬうちにとっていたってご存知ですか…

冬になるとずっと風邪をひいている人っていませんか? もちろん、ほかの人より風邪をひきやすい体質なのかもしれま…

関連するキーワード