栗の歴史は古かった

栗の歴史はとても古く、縄文時代の遺跡である「三内丸山遺跡(青森県:約5000年前)」からも数多くの栗が出土しています。

平安時代の初期には京都の丹波地域で栽培され始め、徐々に地域が拡大していきました。書物では古事記(712年)や日本書紀(720年)にも登場し、平安時代の法典「延喜式(えんぎしき:927年)」には、乾燥させて皮をむいた「搗栗子(かちぐり)」や、蒸して粉にした「平栗子(ひらぐり)」なども記されています。丹波では現在でも栗の栽培が行われていて「丹波栗」はブランド品として有名です。

日本各地で栽培されていた栗ですが、昭和16年頃に発見された害虫「クリタマバチ」による被害で日本中の栗園は大打撃を受けました。それ以降はクリタマバチに抵抗性を持つ品種が育成されて現在に至っています。

栗の栄養や効果とは

栗は、小いのに、本当に多くの栄養を蓄えています。

ビタミンC
風邪を予防したり、肌を健康に保ったりするのに必要な栄養です。夏に日焼けをした肌や、乾燥した肌を保湿するのに不可欠な栄養ですね。

一般的にビタミンCは熱に弱いのですが、栗に含まれるビタミンCはでんぷん質に包まれているため、熱による損失が少ないのが特徴です。

ビタミンB1
この栄養素はチアミンという酵素で、糖質やアミノ酸の代謝を促してくれます。疲労回復に効果的な栄養素です。

ビタミンB2
脂質や炭水化物、たんぱく質をエネルギーに変えてくれるため、代謝を促してくれます。

さらに、細胞の新陳代謝が上がることで、皮膚や粘膜を健康に維持することができ、美容や成長、ダイエットにも必要な栄養なんです。

美味しい栗の選び方

昔から、大きいものほど高価な値段がつく栗ですが、高価なものでなくても、スーパーで購入するときは、大きくてツヤがあり重みのある栗を選ぶようにしましょう。もちろん生ものですから、穴や傷がない栗の方が好ましいです。

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takuji

こんにちわ。
クエン酸と、テニス大好き少年です。プレーするのも、観戦するのも大好きです。
得意なのはフォアストロークです。アプローチから相手を追い込み、ボレーで決めるのが
基本的なスタイルです。苦手なのはバックです。弱点を隠し、なるべくフォアに回り込んで打つ癖で、弱点が余計に目立つようになりました。
これからも、弱点から逃げずにバックを克服していきます。

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