9月26日
マツダスタジアムでヤクルトを破り、セ・リーグでは巨人以外達成したことのなかった3連覇を達成した広島カープ。
今年も他球団を大きく引き離しての優勝となったカープの今年の成績を振り返ってみようと思います。

球団別対戦成績。カモ球団を作れたか。

9月26日終了段階での球団別対戦成績はこちら。

対ヤクルト 18勝5敗
対巨人 16勝5敗
対DeNA 13勝10敗
対阪神 13勝10敗
対中日 11勝14敗

優勝の条件の1つと言われる、カモにするチームを作り、苦手なチームを作らないという条件から見れば、ヤクルト・巨人相手に大きく勝ち越して2チームもカモ球団を作れたのは大きいですね。
中日相手には負け越していますが、特別大きく負け越していないので影響はなかったところでしょうか。

また、個人的な印象では、その時2位なっているチームとの直接対決で強かったです。
巨人・ヤクルト相手の直接対決で3タテしているイメージが強いシーズンでした。

ホームでの強さ。そして得点力が高いカープ

広島ホームのマツダスタジアムでの成績は42勝22敗で、貯金20も作っています。これは大きですね。
広島に次にホームでの勝ち越し数が多いチームが、DeNAで36勝29敗で5コの勝ち越しですから、広島がどれだけホームで強いかがわかります。
またロードでも36勝33敗で3つの勝ち越しで、これもセリーグ1位。
2位は阪神の33勝32敗です。広島でもロードでは3つしか勝ち越せていないところを見ると、ロードで勝利するというのが難しい事だとわかります。

そしてカープの得点力の高さは秀逸です。
総得点は691得点でセリーグ1位。
ここでいう得点力の高さは単に得点数が多いからというわけではなく、他チームの成績と比較してどれだけカープが効率よく得点しているかというとこです。

まずカープのチーム打率は.265で中日と同率でセリーグ2位。
1位はヤクルトの.267ですが、ヤクルトの総得点は617得点でカープと約80点の違いがあります。
またカープのホームラン数は172本。これはDeNAと並びセリーグ1位。
そのDeNAの得点数は543得点で、カープと大きな差があります。

打率やホームラン数でカープと対等にやりあえても、ヒットが得点に繋がっているか。ランナーが多い時にホームランでているか。
この点がカープとの違いではなかったのではないでしょうか。
繋がりがあり、ランナーを置いてのホームラン。
選手の集中力の高さを感じます。

そして走力。
盗塁数はセリーグ1位の84盗塁。
盗塁だけでなく、次の塁へ進む意識・判断力が高いのは試合を見ていてもわかります。ここが1番他チームに差をつけているとこと思っています。
走力のレベルの高さがカープの得点力の高さに繋がっているのではないでしょうか。

長打力と走力。
パワーとスピード。
相反する力と言っても過言でないこの関係の数字を、同時にリーグトップの数字を出せる広島カープに脱帽です。

目指せ日本一!そして来年は4連覇だ!

去年はクライマックスステージで敗退。
2年前は日本シリーズで敗退。
過去2年は日本一にはなれていないので、今年こそ日本一という気持ちは選手だけでなく、ファンも強く思っているでしょう。

そして来シーズンは4連覇を目指す戦いです。
リーグ4連覇以上しているのは、長いプロ野球の歴史でも巨人と西武。そして今はなき阪急の3チームのみです。
ぜひ偉業を達成してほしいです。

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