プロ野球の投手として最高の賞である沢村賞。
沢村賞の選考基準は7項目。

・登板試合数 - 25試合以上
・完投試合数 - 10試合以上
・勝利数 - 15勝以上
・勝率 - 6割以上
・投球回数 - 200イニング以上
・奪三振 - 150個以上
・防御率 - 2.50以下
必ず7項目全てクリアしないといけない事ではありませんが、これが選考基準となります。
さらに2018年度より、7回で自責点3点以内という独自基準のクオリティー・スタート(QS)率を、補則項目としています。

でわ、沢村賞の候補になりそうな投手を、パリーグとセリーグから1名ずつ、現時点の成績を見てみたいと思います。

【パ・リーグ】西武ライオンズ・多和田真三郎投手

優勝目前の西武ライオンズ多和田投手。
3年目となる今シーズン、自身初の二桁勝利をあげてチームの勝ち頭として大活躍しています。
多和田投手の沢村賞の選考基準の成績は以下の通りです。
()の数字は沢村賞選考基準の数値です。
※9/21時点

・登板試合数 - 24試合(25試合以上)
・完投試合数 - 5試合(10試合以上)
・勝利数 - 15勝(15勝以上)
・勝率 - .750(6割以上)
・投球回数 - 158.1イニング(200イニング以上)
・奪三振 - 94個(150個以上)
・防御率 - 4.04(2.50以下)
選考基準となる成績で残り試合からして、登板数は間違いなくクリアすると思うので、おそらく7項目の中で、登板数・勝利数・勝率の3項目はクリアされるでしょう。
そして補足項目となった7イニング3失点以内は調べたところ7試合。間違っていたらすいません。
24試合投げているにで、独自基準クオリティー・スタート率は29.1%でした。

勝利数の15からまだ上乗せの可能性がありますね。完投数の5も今の時代としては凄いですよね。
ただ、防御率が4点台というところが、大きなマイナスとなりそうですよね。
メジャーが身近になって勝利数より防御率の方が投手としての力を表しているとう考えを持っている人も増えてきているので、ここをどう見られるかだと思います。

【セ・リーグ】広島カープ・大瀬良大地投手

3連覇確実の広島カープ。
セリーグで3連覇したことのあるチームは巨人のみでしたが、広島カープが新たな歴史を刻みます。
残るは過去2年成し得なかった日本一を手に入れるだけですね。
今年の広島カープの大黒柱は、大瀬良大地投手です。
プロ5年目の今シーズンも二桁勝利をあげて2年連続二桁勝利の成績を残している大瀬良投手の沢村賞の選考基準の成績は以下の通りです。
()の数字は沢村賞選考基準の数値です。
※9/21時点

・登板試合数 - 24試合(25試合以上)
・完投試合数 - 2試合(10試合以上)
・勝利数 - 15勝(15勝以上)
・勝率 - .682(6割以上)
・投球回数 - 159イニング(200イニング以上)
・奪三振 - 140個(150個以上)
・防御率 - 2.60(2.50以下)

多和田投手同様に登板数はクリアするのは確実ですね。
選考基準でクリア・クリア確実と言えそうなには、登板数・勝利数・勝率・奪三振の4項目といったところでしょうか。
完投数はセリーグは打席に立つことを考えれば仕方ないですし、そもそも基準の10試合というのが現代野球では無理な数字じゃないでしょうか。
防御率も残り試合の結果次第では、基準クリアするかもしれませんね。
そうなれば5項目クリアする可能性もありです。
補足項目の7イニング3失点以内の試合は24試合中11試合の45.8%と約半数の試合で達成しています。

多和田投手よりも沢村賞には近いのではないでしょうか。

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