実は大豆と同じ豆!野菜と豆のいいとこどりの「枝豆」
先日、仙台にいって名物のずんだを楽しみましたが、ずんだの原料となる「枝豆」にはすごい栄養が詰まっているようです。
「枝豆」と大豆は同じ?
「枝豆」は、大豆になる前に早めに収穫されたもので、大豆の未成熟な状態といえます。枝豆は若いうちに収穫されるので瑞々しく、大豆は成長してから収穫されるため、味も凝縮されて風味が出てくるのという、収穫時期によって違いが出てくるんです。このため栄養価も変わってくるんです。
「枝豆」は成長途中で、豆になりきっていない青い植物のような状態です。ビタミンやカルシウム、食物繊維や鉄分が含まれていますが、大豆には含まれていないビタミンCやベーターカロチンも含まれています。豆の栄養成分の代表的な良質なタンパク質も豊富に含まれていますし、まさに、豆と野菜のいいとこどりの緑黄色野菜と言えます。大豆に比べてカロリーが低く、カリウムを多く含んでいます。また、枝豆に含まれるメチオニンという必須アミノ酸がビタミンB1やビタミンCとともにアルコールの分解を助けてくれ、二日酔いに効果的と言われています。ビールのおつまみでお馴染みですが、こんな効果もあるんですね。
ダイエットにも効果的な「枝豆」
「枝豆」に含まれる必須アミノ酸のひとつであるメチオニンは、脂肪燃焼効果の期待できる栄養素として注目されています。メチオニンが脂肪燃焼に効果を発揮する成分で、脂質の代謝に必要不可欠な物質であるL-カルニチンをつくる生合成原料となるそうです。体脂肪を効率よく燃焼させるにはL-カルニチンは必要不可欠な物質なのですが、加齢とともにその数は減少します。メチオニンは体内で生成されない成分なので、食事などから摂取する必要があるので、枝豆で摂取できるのは嬉しいですね。
「枝豆」は茹でない方がいい?!
実は、「枝豆」を茹でると、ビタミンCが5割近く流れ出てしまうそうです。このため、オススメなのは蒸し焼きです。蒸し焼きの場合、ビタミンCが茹でた場合に比べはるかに多く残り、ビタミンB群など水溶性のビタミンやミネラルもそのまま保持することができるんです。
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