小さな一粒に驚きの栄養素が詰まった「ゴマ」

「ゴマ」は、6000年以上も前にアフリカのサバンナ地帯で栽培されていたといわれ、そこからエジプト、インド、中国などさまざまな地域へと伝わっていったと言われているほど、古くから親しまれている食材です。

驚くべきは、あの小さな粒の中に、良質の脂質やタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、さらにはポリフェノールなどの有効成分がたっぷり含まれている食材なんです。その脂質のほとんどを血液中の中性脂肪やコレステロールを調整する不飽和脂肪酸が占めています。さらに近年では、高い抗酸化作用を持つといわれているゴマリグナンという成分も注目を集めています。

古くから知られている「ゴマ」の栄養!

古来ら栄養が豊富な食品であることが知られていた「ゴマ」は、マグネシウム、マンガン、カルシウムなどのミネラル、ビタミンB1やビタミンEなどのビタミン、脂質、タンパク質など、さまざまな栄養成分がたっぷり含まれ、抗酸化作用をはじめ、コレステロール低下作用、抗高血圧作用、疲労回復などに効果があるといわれています。また「ゴマ」には、主に黒ゴマ、白ゴマ、茶ゴマがありますが、黒ゴマは肝臓や腎臓の機能をより高めるといわれています。白ゴマにおいては、江戸時代の食物書に肺機能を高めるという記載が載っているほど。一方、茶ゴマは、黄ゴマ、金ゴマなどとも呼ばれ、香りがよく、コクもあり、特にゴマ油の原料に適しています。栄養分での差はほとんどないといわれていますが、黒ゴマは、ビルベリーなどにも含まれているアントシアニンなどのポリフェノールを多く含んでいると言われています。

「ゴマ」のセサミンが抗酸化に効果的!

近年、あらためて注目されているのはセサミンの抗酸化作用です。セサミンは、活性酸素の害を防ぐだけでなく、悪玉コレステロールの増加を防いだり、動脈硬化などの予防効果もあるといわれています。このセサミンは小さな1粒のゴマの中に約0.5%しか含まれていない、とても希少な成分なんです。

このセサミンを摂取すると、体内で代謝されることで、活性酸素を除去する抗酸化作用、アンチエイジング作用を持つといわれています。また、ポリフェノールなどの抗酸化作用のある成分は、水溶性のものが多く、血液中で溶けてしまい、活性酸素を最も多く発生させるといわれている肝臓まで届かないものも少なくないのに対し、セサミンは油溶性で非常に安定しているので効率よく吸収され、しっかり肝臓まで届くといわれています。

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