グレープフルーツの力
現代人の多くは食生活のバランスが崩れがちと言われています。
特に不足しがちなのはビタミン。肉や油まみれの生活はいつかカラダに破綻をきたします。そこでおすすめなのがグレープフルーツ。輸入物がほとんどなので、通年出回っており、入手しやすい点も魅力ですね。
ストレス対策に
グレープフルーツ最大の効能は、ストレス対策に優れているという点です。
グレープフルーツにはビタミンCが豊富に含まれています。100gあたりのビタミンCの含有量は同じ柑橘類のみかんと同程度です。
グレープフルーツを1個食べれば、1日に必要なビタミンCを摂取することができます。
ビタミンCはストレスに対抗する作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促すため、ストレス対策には効果的です。また、ビタミンCはカラダの老化を防ぐ効能や、美肌効果、免疫力を高め、風邪などがひきにくくなるなどの効能も期待できます。
一方で、ビタミンCはまとめて蓄積できない栄養素でもあります。グレープフルーツなどの果物でこまめに摂取することが望まれます。生の果実が食べれれない場合はジュースなどで補いましょう。
クエン酸が豊富
こちらもグレープフルーツの持つ代表的な効能です。グレープフルーツにはクエン酸が豊富に含まれています。全酸の90%近くがクエン酸で占められています。
クエン酸はグレープフルーツの酸っぱさの元です。クエン酸にはTCAサイクル(クエン酸回路)の働きを活性化させる作用があります。
クエン酸を含む食品を摂取することで、体内のクエン酸サイクルが活発化し、疲労回復へと導きます。また、クエン酸は二日酔い対策としても有効です。クエン酸は肝臓の機能を改善し、アルコールの分解を早める効果があります。
抗酸化作用
グレープフルーツ特有の苦味の元である、ポリフェノール類のリモノイドやナリンギンには抗酸化力があります。豊富に含まれているビタミンCも抗酸化ビタミンの代表と言える存在ですし、赤系の果肉をもつピンク種・ルビー種などであればリコピンやβ-カロテンなどのカロテノイド系色素も含まれていますからより高い抗酸化作用が期待できるでしょう。これらの成分が活性酸素による酸化から体を守ってくれることで、細胞の劣化・老化を予防してアンチエイジングにも役立つと考えられています。
血行促進
苦味成分ナンギリンなどの働きは血行促進に繋がると考えられることから、グレープフルーツは冷え性の軽減や基礎体温向上などにも役立つと考えられています。ビタミンCはコラーゲン生成を促すことで毛細血管を丈夫にしてくれますし、他抗酸化物質を合わせて血流の滞りも予防してくれるでしょう。クエン酸やナイアシン他ビタミンB群など代謝をサポートしてくれる成分も多いので、血流と代謝の両方から冷え改善のサポートが期待できます。
また100gあたりのカリウム含有量は140mgと果物類の中では少ない部類ですが、抗酸化作用や血行促進作用があることからむくみの軽減にも効果が期待されています。水分不足もむくみの原因となりますから、水分補給とミネラル補給が同時に出来るのも嬉しいですね。
アンチエイジング
グレープフルーツにはビタミンCを筆頭にリモノイドやナリンギン、赤肉種であればリコピンなどのポリフェノール類など抗酸化物質が数多く含まれています。このため肌細胞の酸化を予防することでシワ・シミ・たるみなどの肌老化予防に有効と考えられています。加えて代謝促進・血行改善に役立つクエン酸やイノシトールなども含まれていますから、くすみ対策や肌の新陳代謝向上にも効果が期待できます。内側からの紫外線対策にも役立ってくれるます。
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