はじめに

高校野球やプロ野球でピッチャーが投げ終わった後に、肩や肘を冷やしてる光景を目にすることがありますね。
この肩や肘を冷やす行為アイシングはどのような効果があるのでしょうか?今回はそんなアイシングについて少し紹介したいと思います。

アイシング

投球後の肩や肘は、同じ動作を繰り返すことで関節や筋肉、靭帯などに投球ストレスが加わっています。自分の筋力や体力を超えて投げ続けると、時には肩や肘に炎症を起こして痛くなることがあります。このような痛み、腫れ、内出血や熱感などの炎症症状を抑えるために氷で冷やすという対応がとられるのです。氷で冷やすメリットとしては「炎症をこれ以上広げない」ことがあげられます。氷で冷やさずにそのままにしておくと、痛みのある部位のみならず周辺にまで炎症が広がってしまい、回復するまでに長い時間がかかってしまいます。また炎症を抑えることは痛みを軽減させることにもつながります。炎症を広げないことは、他の部位を守るために必要なコンディショニングです。

デメリット

しかし氷で冷やすことにはデメリットもあります。その一つは「冷やした部位が固くなってしまう」こと。氷で冷やした直後は関節や筋肉などは動かしにくいと感じた選手がいるかもしれません。冷えた部位が通常の温度まで戻るのに十分な時間が必要となるため、しばらくは動きづらさを感じるのです。そしてもう一つ、「冷やしっぱなしでは回復は遅くなる」ということ。冷やすことは炎症を抑えますが、ケガなどからの回復に必要な血流も減少させてしまうのです。痛みなどの炎症が軽減する目安としては48~72時間(2、3日)といわれており、それ以降は患部を積極的に動かして温めるようにしていきます。ただし腫れがひどい場合や熱感、痛みが強い場合は温めると悪化してしまうこともあるので注意が必要です。

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岩永美月

ソフトボールをずっとやってきたので野球大好きです。
12球団のホーム球場制覇まで、残すは日ハムのみ。
日ハムの新球場完成したら観戦しに行って、12球団のホーム球場制覇してみせます!

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