もやしの力
「もやし」という呼称は「萌やす(発芽させる)」が語源。穀類や豆類の種子から人為的に発芽させた新芽の総称として、広義ではブロッコリースプラウト・かいわれ大根なども含まれますが、野菜として「もやし」という場合は、暗室で育てた緑化していない豆類の新芽と豆部分(豆もやし)を指し、豆以外の新芽や光を当てて緑化させた新芽野菜はスプラウトと呼び分けることが多いそうです。
疲労回復
もやしにはアスパラギン酸という成分が含まれています。
アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、大豆などの豆類、もやし、サトウキビ、アスパラガスなどに多く含まれています。アスパラギン酸はもともと、アスパラガスから発見されたことからこの名がついています。
アスパラギン酸の効果はタンパク質の合成に関わり、カリウムやカルシウムなどのミネラルと結合して細胞に運ぶ役割があります。
また、疲労回復、アンモニアを尿に合成する作用、肌の潤いを保つ効果などもあります。
便秘 むくみ予防
もやしは100g中にカリウム69mgと食物繊維1.3gを含んでいます。どちらの含有量も特に豊富というわけではありませんので、もやしをたくさん食べるようにすると良いというわけではありませんが、いつものレシピにもやしを加えたり、茹でる・蒸したもやしを献立に一品加えることで便秘やむくみの予防・改善に役立ちます。
ただしもやしの食物繊維は不溶性食物繊維が多いため、便秘と下痢を繰り返すタイプの方や、水分が足りずに便がカチカチになってしまう方は注意が必要です。便が硬い方は水分補給を小まめに行うようにすると良いでしょう。カリウムは体内の塩分濃度を調節する働きからむくみの解消だけではなく高血圧予防に、食物繊維はコレステロール値を抑える働きなども期待出来ます。もやしを食事に取り入れることは生活習慣病の予防としても役立つそうです。
ダイエットのサポートに
もやしといえば節約レシピとダイエットレシピという印象を持っている方も多いと思います。ダイエット中の食事にもやしが利用されるのはもちろん100g14kcalというカロリーの低さもありますが、その他にも糖質や脂質の代謝を助けるモリブデン、脂質の代謝を促進するビタミンB2など代謝を落とさない・向上させるために必要な栄養素が含まれているというのも大きなポイントです。また食物繊維やカリウムを含んでいますので、食事制限によって起こりやすい便秘やむくみの予防にも役立ちますし、モリブデンには鉄分働きを高めて造血を促進させる働きもありますから貧血の予防にも繋がります。
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