勝利数が異様に評価される日本のプロ野球。
先発投手は最低5回まで投げきり、チームが勝っている状況で降板して、同点・逆転されずに勝利すれば、先発投手に勝ちが付きます。
つまりどんなけ点を取られても、5回投げきり降板時にチームが勝っていれば勝ちの権利を持っての降板となります。

勝ちを得るには防御率も大事ですが、援護率もキーになります。
援護率とは、野球において投手がどれだけ打線の援護に恵まれていないのかを示す指標(公式記録ではない)である。
簡単にいえば「その投手が9イニング投げたら味方打線は何点取ってくれるか」という数値です。
援護率が高ければ高いほど、勝ち星がつくチャンスがあるということになります。
ここでは、セ・リーグ先発投手の援護率の高い投手・低い投手を調べたので紹介していきます。

セ・リーグ援護率ベスト5

①野上 亮磨投手(巨人)・・・援護率7.85
4勝3敗 防御率4.91

②大瀬良 大地(広島)・・・援護率6.28
6勝2敗 防御率2.29

③ジョンソン(広島)・・・援護率5.40
3勝2敗 防御率3.33

④田口 麗斗(巨人)・・・援護率5.00
2勝3敗 防御率5.36

⑤ガルシア(中日)・・・援護率4.79
5勝1敗 防御率1.72

こちらが現在の援護率トップ5の先発投手です。
打線好調の広島・巨人から合わせて4名がランクインですね。
広島の2投手は、防御率も悪くないので勝ち星ついても不思議ではないですが、巨人の2投手は防御率が高いのに、勝利数ついてるのは、まさに援護してもらっているおかげですね。

援護率ワーストは・・・

逆に援護率が低い投手はいい投球をしていても勝ちがつかないケースが出てきます。
現在規定投球回に達している選手で、1番低い援護率はこの投手です。

小笠原 慎之介(中日)・・・援護率2.89
1勝4敗 防御率4.53

パッとみ防御率も悪いので1勝4敗も不思議ではないのですが、5月3試合の数字は悪くないのが小笠原投手。

・5/4 阪神戦
6回1失点 自責点0 勝ち負けつかず。

・5/11 巨人戦
7回3失点 自責点2 負け

・5/18 阪神戦
6回2失点 自責点2 負け

3試合とも6回を3失点に抑えるクオリティ・スタートでありながら3試合で0勝2敗。
3勝0敗でもおかしくない5月の成績のはずなんですが、これが勝ち運がないということでしょうか。

まとめ

いかかでしたでしょうか。
勝利数だけではなく、勝利に関係する数値を見てみるもの面白いもんです。
お時間ある時に調べてみるのもいいですよ。

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