4月22日に東京競馬場にて開催された優駿牝馬の前哨戦でもあるフローラステークスは、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気サトノワルキューレが、最後方追走から大外から脚を延ばし、直線でまとめて交わしての差し切り勝ちをおさめました。これがサトノワルキューレにとっては重賞レースの初制覇ということになりますが、個人的には1頭、レベルの違いを見せてくれた走りだったなと感じた瞬間でした。鞍上のデムーロ騎手は本レースの初勝利をおさめ、角居調教師はデニムアンドルビーいらいとなる3勝目となった感じで、相性の良さが出ている感じです。2着にはクビ差で柴田善臣騎手騎乗の13番人気パイオニアバイオが、3着にはクビ差で戸崎圭太騎手騎乗の5番人気ノームコアが入ったレースでした。

レース内容

スタートはほぼ揃った感じでした。その名kで、サトノワルキューレは控えて最後方につけての展開を選択した印象でした。先頭はデュッセルドルフが押し出された感じで首長し、ノームコアも外から併せた感じで2列目。直後にはカーサデルシエロが、半馬身差で注目のオハナ、外にはラブラブラブといった先団でいた。中団にはレッドベルローズ、ハイヒール、オスカールビーなど、後方集団にはサラキア、ディアジラソル、そしてサトノワルキューレといった隊列でした。前半1000m通過は61秒1と予想通りのスローペースでデュッセルドルフが半馬身ほどのリード。この緩み方からして、最後方追走を選択したサトノワルキューレにはノーチャンスかと、1000m通過時は思っていました。しかし、各馬が3コーナー過ぎてからのロンスパにはいり、それに押し上げれられた先団もスピードアップ。直線をむくころにはほぼ一団となった混戦状態へ。ほぼ横一線のたたき合い状態で残り200m。大外からサトノワルキューレが物凄い勢いで急襲。負けじと先頭集団ではノームコアとパイオニアバイオが叩きあいを演じているところに大外からサトノワルキューレが差し切て優勝といったレース内容でした。

サトノワルキューレ

勝ったサトノワルキューレは最後方からの追走も物ともせず、後半ロンスパでも脚を使えるし、ある程度緩んだ状況からでもしっかrと伸びるということが証明さえた印象です。オークスも、どちらかというとローペースからの入りに陥りやすく、その中で、今回のような末脚を使えるとなると本線でも大きな武器の一つになってくるのかなといった印象です。もちろん桜花賞組がターゲットになってくるとは思いますが、そのメンツとも十分にやりあえる状態と思っています。

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