昨年からG1昇格となった大阪杯が、今週日曜日に阪神競馬場にて開催されます。中距離路線の実績馬である古馬勢と、それらをまとめて交わしたい明け4歳馬勢の戦いの火蓋が落とされます。テンションも上がってきましたが、メンバーを見る限りでは脳みそ爆発状態で予想も非常に難しい。5パターンほど考えられる展開の中で、どのパターンで勝負するかなと言ったところですね。前回は裏路線をひた走り遂に姿を現したトリオンフと、前走の金鯱賞ではサトノダイヤモンドに勝ち切ったスワーヴリチャードについて書いてみました。今回は昨年の皐月賞馬・アルアインと、復活願うゴールドアクターについて書いてみたいと思います。

ペースが流れれば!アルアイン

勢いに乗る4歳馬の筆頭として皐月賞馬のアルアインも大阪杯に出走予定となっています。世代で1番早い馬が勝つと言われている皐月賞を勝ち切ったその実力は間違いないものにしたいアルアインにとって、そろそろ得意の古馬戦中距離路線のG1タイトルが欲しいところかなと。このままズルズルいくとディーマジェスティ同じカタチのなるおそれも出てくるかも。前走の京都記念では、どちらかというと不得意のチカラのいる馬場に苦しみ、同世代のクリンチャーに敗れはしたものの、クラシックホース対決ではダービー馬のレイデオロに勝っているの事実。皐月賞同じ2000m舞台ならといったところでしょうね。マルターズアポジーとヤマカツライデンの出方次第ではありますが、ペースが上がれば上がるほどアルアインの基礎スピード面が活かされてくるので大歓迎で、トップスピード面も特に問題なし。ただキレという点となるとスワーヴリチャードに劣る点もあるので、やはり出し切るレースが良いかなと。ヤマカツエースあたりとやりあうようなレース内容になるのであれば、一気に浮上してくる一頭かなと考えています。案外厄介なのは同世代のトリオンフ。復活しているのであればゴールドアクターも怖いところ。そしてペースが上がればダンビュライトが対抗になる可能性も大ですが、皐月賞でも先着しているように、出し切ればといったところ。ファインニードルをG1馬へと押し上げた川田騎手が騎乗予定なので、勢いに乗ってアルアイン本命も視野に入れてます。

吉田隼人騎手コンビ復活!ゴールドアクター

昨年の宝塚記念を最後に姿を消し休養してからの休み明けとなった前走のアメリカジョッキークラブでは騎手乗り替えで武豊騎手に。追い切りでは調子がなかなか上がらない状態で出走を迎えた感じでした。結果は11着と大惨敗でかつての輝きを失いつつあるゴールドアクターも出走予定になっています。前走に関しては、武豊騎手が歩様に異変を感じたらしく、長年コンビを組んでいる吉田隼人騎手に「こんな歩き方をするの?」と聞いたとの話しも。その時に吉田隼人騎手がなんと答えたかは不明ではあるものの、アメリカジョッキークラブでは早々とレースを中断するようなカタチをとり、そのまま馬なりでゆったりと走らせていた武豊騎手でした。レース後にすぐさま検査をしたものの異常は見つからずということでしたが、長年ジョッキーをやっている武豊騎手であるので、表面には見えない何かしらの不良があってのこと。そこで無理をさせて競馬人生を終わらせるよりも・・・といったことで、武豊騎手と吉田隼人騎手のファインプレーだったのかもしれませんね。今回エントリーしているということは、状態は上向きになっている証拠。そして長コンビを組んでいる吉田隼人騎手とのコンビ復活。ただ、かつての強さを見せれるかどうかは別として、グランプリホースの意地を見せて欲しいところです。ペースに関してはどんなペースでも問題はない感じで、要は好位につけれるかがゴールドアクターのキーとなりますね。あとは追い切りの状態をみて判断。個人的にはゴールドアクターファンなので、応援馬券は買いたいかなと。

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