今週の土曜日は阪神競馬場にて第61回サンスポ杯阪神牝馬ステークスが開催されます。今週からは3歳クラシックの開幕戦ということで注目は3歳馬にいきがちですが、古馬戦も注目ですよ。このサンスポ杯阪神牝馬ステークスは、5月中旬に行われるヴィクトリアマイルの前哨戦として設けられており、非常に重要なレースの1つとなっています。昨年の優勝馬はミッキークイーン。本線では7着と沈んだ結果で阪神競馬場と東京競馬場の事情が違う荷がとってわかる感じでしたが、今後の牝馬古馬戦のみならず、中距離線を占う上でも注目しておきましょう。


アドマイヤリード
エテルナミノル
クインズミラーグロ
ジュールポレール
ソウルスターリング
デンコウアンジュ
ミエノサクシード
ミスパンテール
ミリッサ
ラビットラン
リスグラシュー
レッツゴードンキ
レッドアヴァンセ
ワントゥワン

以上、14頭の出走予定馬です。

実力はあるものの!?リスグラシュー

牝馬3冠クラシックは皆勤賞で全て掲示板内と奮闘したもののあと1歩届かずに無冠と終わってしまったリスグラシューも今年のサンスポ杯阪神牝馬ステークスに出走予定となっています、前走の東京新聞杯では牡馬相手に圧倒的な切れ味を披露して念願の初重賞制覇を成し遂げたわけですが、後半のストレートで出し切れる東京競馬場が最も適性のようで、場面が阪神競馬場となると届かず、と言うよりも、スパートの時点で置いて行かれてしまう傾向があるタイプなのかなといったところでしょうか。スローよりだった桜花賞の感じからしたらこの馬がはじけてもおかしくないレース展開だった割には置いていかれてしまったので、もしかすると、左回りのほうが得意としているのかもしれないですね。その点、本線のヴィクトリアマイルの東京競馬場は適性として判断して良いのかなといったところで、正直なところG1を取りにかかるのなら、ここは軽めで良いといった陣営の考えもあるのかなと。と言う事で、馬の実力的には3本の指に含まれるリスグラシューですが、ここは敢えて外すか、もしくは3着固定にしても良いのかなと思っています。要は本番でガツンときて欲しいといった願いも込めてということですかね。

昨年のオークス馬が始動!ソウルスターリング

昨年のオークス馬・ソウルスターリングが遂にサンスポ杯阪神牝馬ステークスから始動します。昨年のこの時期は無敗で迎えたクラシック開幕戦の桜花賞ではまさかの3着フィニッシュ。実力はあっても馬場が合わず、結局伸びることなくなんとか3着止まりと苦い思い出があります。その桜花賞と同じ舞台、同じ距離でリベンジを果たし、たまたま全てがかみ合わなかったというのを証明してもらいたいところでしょうか。個人的にはソウルスターリングが本命とは思っているのですが、どうもしっくりきていない感じです。オークスで勝ってからは、そこから路線を古馬戦線へと路線替え。リアルスティール、キタサンブラック、シュヴァルグランと一級線相手となってからは、8着、6着、7着とイマイチパッとしていないのが現状で、フランケルの怖さも微塵もない状況です。前走のジャパンカップでは天皇賞秋の泥んこ田んぼ道で脚を使った疲労が残っていたのもあり、伸びきることなく惨敗。そこからの休養でどこまで回復して成長したかを再確認したいところ。一度牝馬線に戻って、牝馬線では必ず上位になるというのを確保した上で、再度牡馬線に出走してもらいところ。今のところは本命ではあるものの、目標はヴィクトリアマイルから宝塚記念にあるのかなと。また、アドマイヤリードとの比較をしたところでは、やはりキレ勝負となると厄介なので、総合的に出し切れるレース内容で展開したいところかなと。

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