監督の現役時代はどんな選手だった?〜パリーグ編③〜
監督の現役時代はどんな選手だった?
栗山英樹〜日本ハムファイターズ〜
現在、日本ハムファイターズの監督は栗山英樹監督。
1961年生まれの56歳。1983年に東京学芸大学を経てヤクルトスワローズにテスト入団しました。
大学時代は投手として活躍し、25勝8敗という素晴らしい成績を残し、打者としても通算打率.389という歴代3位の高アベレージを残していました。一時期、教員を目指していましたが、野球選手になるという夢を諦めきれず、プロテストを受けてプロの世界に飛び込んだというエピソードがあります。
プロ入り後は、平衡感覚が狂う三半規管の難病であるメニエール病を発症し、試合中に突然目まいや立ちくらみを覚えるようになってしまいました。そんな中でも、1989年のシーズンには中堅手のレギュラーとして活躍し、ゴールデングラブ賞も獲得しました。
しかし、メニエール病が完治せず、満足な練習ができなくなり、レギュラーも剥奪されてしまい、1990年のシーズンを持って引退を決意しました。
引退後はニュース番組のキャスターなど務め、2012年のシーズンからは監督として再びユニフォームを着ることに。
監督歴6年間で日本一1回、リーグ優勝1回を果たし、正力松太郎賞を1回受賞するなど名将として現在活躍中です。
福良淳一〜オリックスバファローズ〜
現在のオリックスバファローズの監督は福良淳一監督です。
1960年生まれの57歳で、1984年のドラフトで大分鉄道管理局を経てドラフト6位で阪急ブレーブス(現オリックスバファローズ)に入団。
プロ入り後は、2年目でレギュラーに定着し、打率.309をマークし、清原和博氏と新人王を争いました。3年目のシーズンには打率.320という高アベレージをマークし、ベストナインに選出され、一気に球団の顔にまで成長しました。
その後、疲労性の腰痛に苦しみ、デッドボールなどでの打撲で鎮痛剤を打ちながら現役を続け、プロ13年間でベストナイン2回を獲得し、シーズン最多の犠打数を2回マークするなど、大活躍をし現役を退きました。
監督としては、2015年のシーズン途中から代行監督として就任し、2016年のシーズンからは本格的にオリックスバファローズの指揮をとることになりました。
就任後はBクラスが続き、Aクラス進出はまだなし得ていませんが、金子千尋選手の復活と、次世代の4番打者候補である吉田正尚選手の成長が感じられるので、今シーズンは期待できるかもしれませんね。
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