妊婦さんにおすすめ

いちごの葉酸含有量は、生の果物類では3位に位置しますが、ドリアンや生のライチは手軽に食べられる果物ではありません。その反面、身近で手軽に食べられるため、いちごは果物類の中で葉酸の含有量がトップとも言えるでしょう。
葉酸は女性にとって大切な栄養で、妊娠前や妊娠中には必要不可欠です。胎児の神経管閉鎖障害リスクを低減する効果があるうえに、さっぱりとした味わいがつわりの時期でも食べやすいと好評化です。
その他の効果では、血液の主成分である赤血球を作る造血作用があるので、貧血の予防に有効です。
厚労省では、一日に必要な葉酸摂取量を「妊婦中:480μg」、「非妊娠時:240μg」と目安にしていて、通常時より2倍もの量が必要となります。
葉酸は豚レバーやモロヘイヤ、納豆などに多く含まれる栄養です。いちごの葉酸はこれら食品と比較すると少ないですが、生食ができ食後のデザートとして手軽にいただけます。

ビタミンCが豊富

ビタミンCも注目されています。中くらいのサイズであれば、7個ほどのいちごで一日に必要な量のビタミンCが摂れます。
いちごのビタミンCは、レモン(果汁のみ)を上回る量が含まれています。いちご以外にもビタミンCを含む果物はありますが、一度にある程度の量を食べらるので、ビタミンCを摂りやすいです。
ビタミンCはコラーゲンの生成促進やメラニンを抑制する効果があるほか、ビタミンCとポリフェノールの抗酸化作用もプラスされ、しわやシミを防ぐ働きが高まり美肌づくりに優れます。
また、ビタミンCには白血球の働きを強化して免疫力を高める効果もあるため、風邪の予防につながります。

目に良い

いちごには機能性成分である注目のアントシアニンが含まれています。アントシアニンはポリフェノールに分類される青紫色の色素成分で、いちごの鮮やかな赤色は、このアントシアニンによるものです。
アントシアニンは、視力の回復や眼精疲労の解消に効果のある栄養で、目のかすみや疲れ目などの目の不調を防ぎます。これは、アントシアニンがロドプシンと呼ばれるタンパク質の再合成を、活性化するためです。
アントシアニンは、アンチエイジングの効果も期待されている成分です。活性酸素を無害化する抗酸化作用があるので、活性酸素によって細胞がサビるのを防ぎ、細胞や血管へのダメージから守る効果があります。
さらに、肝の機能を向上させたり、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病や老化予防などの効果も期待されています。
アントシアニンはいちご以外にもブルーベリーやカシス、紫いもや紫キャベツ、最近話題になっている紫アスパラガスにも含まれる栄養です。

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