昨年リーグ優勝

昨シーズン88勝51敗4分というぶっちぎりの成績でセリーグを2連覇した広島カープ。しかし、クライマックスファイナルステージでは試合勘が取り戻せず、唯一リーグで負け越しているDeNAベイスターズに敗戦し、2年連続の日本シリーズ進出を逃す苦いシーズンを経験しました。
圧倒的なチーム力を誇る広島カープですが、まだ三塁手が完全には固定できていない状態でもあります。
今シーズン、レギュラー争いをしそうな2選手を紹介して行きたいと思います。

安部友裕

まず一人目が本命の安部友裕選手。
2007年の高校生ドラフトで、福岡工業大学付属城東高等学校を経てドラフト1位で入団。
入団後は2軍で実績を積み、盗塁王を獲得。2016年に1軍定着し、115試合に出場し、頭角をあらわすと、昨シーズンは、シーズン途中から三塁手のレギュラーに定着し、自身初の規定打席に達するとともに、打率も,310と3割をクリアしました。ここぞという場面での打撃に定評があり、チャンスでタイムリーヒットを放つなどリーグ2連覇に貢献。昨シーズンのシーズン終盤の阪神タイガース戦では、安部友裕選手のサヨナラホームランで、ルーズベルトゲームを制し、リーグ優勝に大きく前進したシーンが印象的でした。内野手ならどこでも守れるユーティリティプレイヤーで、昨シーズンは、菊池涼介選手の代わりの二塁手、新井貴浩選手の代わりに一塁手を守るシーンも見受けられました。
今シーズンから背番号が「60」から一桁の「6」に変わり、心機一転、三塁手のレギュラー争いに名乗りを上げています。

西川龍馬

対抗はこの西川龍馬選手ではないでしょうか。
西川龍馬選手は、2015年のドラフトで社会人の王子製紙を経てドラフト5位で入団。
ルーキーイヤーとなった2016年から1軍に定着し、代打の切り札として62試合に出場しました。
昨シーズンは、安部友裕選手との三塁手のレギュラー争いを繰り広げ、95試合に出場。プロ入り後初ホームランを放つなど、飛躍したシーズンを過ごしました。西川龍馬選手の持ち味といえばやはりバッティング。同僚の鈴木誠也選手から天才と言わしめるほどのミートセンスを持っており、代打起用が多い中、しっかり結果を残し、三塁手としてスタメン出場するほどです。また、シーズンオフに行われた第一回アジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表にも選出され、三塁手でレギュラー出場し、優勝に貢献するホームランも放ちました。
来シーズンはこの安部友裕選手、西川龍馬選手のどちらが三塁手のレギュラーに定着するのでしょうか。非常に楽しみな2人ですね。

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