ヌービルの初勝利なるか?!WRC2018 第2戦スウェーデン 3日日~最終日
雪と氷のスウェーデンを制したのは?!
3日目、ヒュンダイのヌービルが独走?
競技3日目はSS9〜SS16の8ステージ。出走順によりスタートの早いドライバーがコースの雪かき役として不利となる中、トヨタ勢が巻き返し!SS9とSS10でトヨタのオット・タナクが連続でベストタイム、SS10ではヤリ‐マティ・ラトバラが2番手、エサペッカ・ラッピが3番手のタイムを叩き出しました。
前日、2番手につけていたヒュンダイのアンドレアス・ミケルセン、3番手のヘイデン・パッドンが順位を一つづつ落とし、代わりに2番手に上がって来たのはシトロエンのクレイブ・ブリーン。これによりヒュンダイの1・2・3位独占は崩れたものの、総合1番手のティエリー・ヌービルが後方スタートの利も活かし、SS13、14、16でベストタイムを叩き出し、リードを拡大しました。
最終日、ヌービルの今季初勝利なるか?!
競技最終日はSS17〜SS19の3ステージ。SS17ではタナクがベストタイム、2番手にはラッピ、3番手にはラトバラが続き、SS18ではラッピがベストタイムとトヨタ勢が奮闘!しかし、ラッピが順位を上げる中、上位陣に変動はなく、ヌービルは安定した走りで最後まで走りぬき、シーズン初勝利をあげました。3位にはミケルセンが入り、ヒュンダイは開幕戦の雪辱を果たす1・3位フィニッシュとなりました。2位は自身最上位フィニッシュを得たシトロエンのブリーン、トヨタ勢は4番手まで順位をあげたラッピが最上位となり、ラトバラが7番手、タナクは9番手となりました。
3戦目の舞台は灼熱のメキシコ!
昨シーズン、トヨタが初勝利をおさめたスウェーデンだけに、トヨタ勢は残念な結果となりましたが、次に繋げてほしいですね。次戦は雪と氷のスウェーデンから一気に舞台を変え、シーズン初のグラベルラリーとなる灼熱のメキシコです。
3月のメキシコは外気温が摂氏30度前後に達し、海抜1,800m~2,737mの高地が舞台となるため、最高地点周辺では空気密度の減少によりエンジンの最高出力が通常よりも20%程度低下すると言われています。ドライバー、マシン、エンジニアにとってメキシコは、高知対策が求まられるなど、他のグラベルラリー以上にタフさが求められる一戦となります。
昨シーズン、ここで優勝に輝いたのはシトロエンのクリス・ミーク、2番手にMスポーツのセバスチャン・オジエ、3番手にはヒュンダイのヌービルがつけているだけに、注目の一戦となりますね。
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