身体の大事なエネルギー源

私達の身体を動かすために必要なエネルギー源である「炭水化物」は、欠かすことの出来ない重要な栄養素です。
歩いたり走ったりする運動機能だけではなく、物事を考える脳の機能にも炭水化物のエネルギーが使われています。この栄養を多く含んでいるのが「とうもろこし」です。
最近、炭水化物抜きダイエットというのも流行っていますが、炭水化物が不足すると疲労感で思考能力が低下し、仕事が全く手につかなくなる事があるので、ある程度はきちんと摂取するのが望ましいです。

腸内環境の改善

とうもろこしの栄養で豊富なのが食物繊維。
とうもろこしは不溶性食物繊維が多い食品。とくに実(粒)の皮にセルロースと呼ばれる食物繊維が含まれています。
食物繊維は腸内環境を整え、腸の動きも活発にしてくれるので、便秘の解消や大腸がんの予防に効果があります。そして、便秘は肌荒れの原因でもあるので美肌づくりにも有効な栄養です。
また血中コレステロールや血糖値の上昇を抑える働きがあり、高血圧や肥満、糖尿病の予防に効果があるそうです。

疲労回復に

とうもろこしに含まれている栄養のひとつビタミンB1は、野菜平均の約2倍と、野菜の中でも比較的多く含まれています。
効果や働きとしては、ビタミンB1は全身にエネルギーを行き渡らせる働きがあります。糖分をエネルギーに変えるのに大切な栄養で、不足するとイライラしてしまったり、注意力が低下するなど脳にも影響します。
また、ビタミンB1はアルコールの代謝にも関わるほか、疲労回復効果もあり、肩こりや手足のしびれなどを予防する効果も期待できます。
ビタミンB1は水溶性のビタミンですが、でんぷん層に包まれているため、茹でても失われにくい性質があると言われています。
ビタミンB1は、豚肉やうなぎ、玄米などにも含まれています。

むくみ解消

体内に過剰な塩分を取り入れると、血液中の「ナトリウム」濃度が上がり血圧が上昇するほか、ナトリウムの濃度を下げようと水分を多く吸収してしまい、むくみが発生します。
日ごろの食生活で多く摂取しがちなナトリウムを安定させてくれるのが、とうもろこしに含まれている「カリウム」です。カリウムは、ナトリウムの吸収を抑制し尿として排出する働きがあるため、高血圧の予防やむくみ解消に大きな効果が期待できます。

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