速筋もあれば逆に遅筋もあります!
速筋と違う筋肉タイプの遅筋は、どういったものなのでしょうか?
遅筋とは
遅筋は速筋とは逆で、収縮するスピードが遅く弱い力しか出せませんが、スタミナがあり持久力に優れているという特性があります。
持久力というところからもわかるように、ランニングなどの有酸素運動の際に主に使われます。
わかりやすい例では、マラソンランナーがあげられます。
あれだけ長い時間走り続けることができるのは遅筋繊維が発達しているおかげなのです。
筋肥大を起こすのは遅筋ではなく速筋になりますので、マラソンランナーなど見ても、短距離選手のような体つきの人はいまぜんよね。
そして遅筋は別名「赤筋」とも呼ばれます。
白筋の時と同じく、遅筋は赤く見えるから赤筋です。
赤身の魚の代表であるマグロやカツオは、休むことなく泳ぎ続けられる持久力の高い赤筋が多いため身が赤いのです。
遅筋の鍛え方
マラソンでええ記録をだしたいんや!
勝ちたいんや!!!
そんな人は、速筋ではなく遅筋を鍛えよましょう!
遅筋を鍛えるためにはランニングなどの有酸素運動が効果的です。
遅筋を鍛えることで筋持久力がついて長時間の運動でもバテにくい身体になります。
また、遅筋は脂肪をエネルギーに変えるのでダイエットにも効果的です。
ランニングは短時間で終わるのではなく、30分以上は続けるようにしましょう。
日本人は遅筋のほうが多い?
日本人は、平均すると7:3の割合で遅筋が勝っていると言われています。欧米人は、速筋の割合が高いと言われています。
速筋と遅筋の割合は、陸上競技のようなタイムを競うようなスポーツで顕著に現れます。
また、その割合は遺伝するとも言われており、両親の速筋の割合が高ければ、子どもも速筋の割合が高くなり、両親の遅筋の割合が高ければ、子どもも遅筋の割合が高くなります。
ただ諸説は色々ありますので、この説が正しいというわけではないと思います。