先週の日曜日は京都競馬場にて第23回シルクロードステークスが行われ、4番人気で川田騎手騎乗のファインニードルが優勝しました。最内枠を引き当てたファインニードルは好位から直線で抜け出して、セントウルステークスに続く重賞制覇で2勝目を挙げました。2着には2馬身差で昨年の高松宮記念の覇者セイウンコウセイが、3着にはクビ差で15番人気で国分優作騎手鞍上のフミノムーンだ入った結果でした。1番人気の武豊騎手鞍上のダイアナヘイローは全くのノーチャンスで16着に沈んだ結果で、ここのところの武豊騎手の不調ぶりはゴールドアクターでも見られたように沈んでいるような気がしてなりません。

レース展開

ラインミーティアが大きく出遅れた以外はスタートはほぼ五分で抜け出した感じでした。ナックビーナスが好発で二の足もよく抜け出たが、セイウンコウセイがそれを制してハナを主張。2番手にはダイアナヘイローが接客的に前へ出て、その後ろにファインニードルとナックビーナス。アレスバローズはやや後方からの追走となり、最後方からはニシケンモノノフが追走するといった流れになりました。
前半の600m通過は34秒ジャストと、ほぼ平均ペースといったところ。向正面でセイウンコウセイがギアを入れ替えて後続を引き離しにかかると、これを追って徐々にスピードアップ。直線になると逃げるセイウンコウセイを追ってファインニードルが並びかけ、ダイアナヘイローは後退一方で、変わって控えていたナックビーナス、大外からは凄い勢いでカラクレナイが猛追。しかしファインニードルが一気にセイウンコウセイを交わし突き抜け、そのまま2馬身ほどのリードで快勝。2着にはギリギリ粘ったセイウンコウセイが、3着にはカラクレナイと激しい猛追をしてきたフミノムーンが入ったレース内容でした。

ファインニードル

勝ったファインニードルは、昨年の秋のセントウルステークスで重賞初制覇したばかり。明け5歳となったファインニードルは馬体も大幅にアップしてプラス18キロで出走。重さを感じさせないほどのしっかりとした踏み込みは、今後も活躍の予感を漂わせている感じです。新たにスプリンターのエースが誕生かといったところで、直線に入ってからのトップスピードはセイウンコウセイにも勝った素質。基礎スピード面もセイウンコウセイに付いていけるものを持ち備えているので、内枠、川田騎手、良馬場のセットが揃えば今後も重い印を付けたくなる勝利でした。高松宮記念の優勝候補の一頭として考えたいです。

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