最多勝は?

昨シーズンの最多勝は西武ライオンズの菊池雄星選手、ソフトバンクホークスの東浜巨選手の16勝。両者初受賞となりました。
菊池選手は、左腕ながらMAX158キロの豪速球を武器に力で押していくピッチングスタイル。昨シーズン飛躍し、自身初の最多勝と、最優秀防御率のタイトルを獲得しました。
東浜巨選手は、亜細亜大学時代から注目されて、プロの世界に飛び込むも、入団時は結果を残すことができずにいました。そして昨シーズン、大きく変化するツーシームを武器に打たせて取るスタイルを確立し、最多勝のタイトルを獲得しました。両者とも今シーズンの最多勝最有力候補ですね。
対抗は、ソフトバンクホークスの千賀滉大選手。
千賀滉大選手の特徴といえば、大きく落ちるフォークボール、通称「おばけフォーク」。昨シーズンはシーズン序盤にケガをし、戦列を離れてしまいましたが、13勝を挙げる活躍を見せました。ケガさえなければ昨シーズンの最多勝争いに食い込んでいたかと思います。あのフォークボールは健在なので、今シーズン、最多勝争いに名乗りをあげる選手になること間違いなしです。

最優秀防御率は?

昨シーズンの最優秀防御率は西武ライオンズの菊池雄星選手。
パリーグで唯一の防御率1点台をマーク(1.97)し、最多勝を獲得するとともに、最優秀防御率のタイトルも獲得しました。昨シーズンは二段階フォームの判定に苦しんだシーズンでしたが、今シーズンから解禁されるので、伸び伸びとした菊池雄星選手らしいピッチングでさらにレベルを上げることでしょう。
対抗は、オリックスバファローズの金子千尋選手。
過去1回最優秀防御率のタイトルを獲得したことのある実力者。昨シーズンは、3年ぶりに二桁勝利をマークし、復調の兆しを見せてくれています。生涯成績の防御率は2点台と安定している投手なので、今シーズンの活躍は大いに期待できる選手ではないでしょうか。

最多奪三振は?

昨シーズンの最多奪三振は楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大選手。
4年連続で最多奪三振のタイトルを獲得している常連ピッチャーで、日本記録となる連続試合二桁奪三振記録の記録保持者でもあるので、今シーズンの獲得もケガさえなければ安泰かと思われます。
対抗は西武ライオンズの菊池雄星選手。
昨シーズンは則本選手に次ぐ2位に成績を残し、最終戦まで最多奪三振のタイトルを争っていました。その差は5個だったので、もしかすると菊池雄星選手が則本選手の連続タイトル獲得に待ったをかけるかもしれませんね。

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