人々の健康を支え続けてきた母なる穀物「キヌア」!

最近ではお馴染みになってきたスーパーフード「キヌア」は南米のアンデス山脈一帯を原産地とする植物で、昔からアンデスの高地に住む人々に愛され、「母なる穀物」と呼ばれているそうです。「キヌア」は生命力が強く、農薬や肥料なしでも、標高2500メートル以上の高原地帯でも育つので、そこに暮らす人々の大切な栄養源となっています。

主食として用いられますが、ホウレン草やトンブリ、オカヒジキと同じアカザ科の植物で、その栽培の歴史は紀元前5千年頃までに遡ることになるほど、長い間、人々の健康を支え続けているスーパーフードなんです。タンパク質、ミネラルや食物繊維を豊富に含み、栄養バランスに優れた食品で、ビタミンやミネラルはもちろんのこと、栄養一覧には出てこない素晴らしい成分も含まれています。またダイエットや美容にうってつけな特徴もいろいろあるんです!

女性にお悩みを解決する成分が満載の「キヌア」

「キヌア」が話題になっているのは、女性の健康をサポートしてくれる機能があり、これは女性ホルモンに効くフィトエストロゲンの効能を「キヌア」が持っているためだそうです。女性におけるフィトエストロゲンの効能は、生理周期によるホルモンバランスの乱れを整えたり、女性らしい体つきになったり、肌・髪にもツヤ、更年期の症状改善、骨粗しょう症の予防、生理痛の改善、不妊の改善などです。

こういった効果に加えて「キヌア」には、皮膚や粘膜が保護され美肌に効果的で脂肪の燃焼を助ける「ビタミンB2やB6」、便秘解消、腸内環境改善、ニキビや肌荒れの改善効果のある「食物繊維」、頭皮環境を整え、抗酸化作用で若返り効果が期待できる「ビタミンE」、骨密度低下の抑制や乳がんの予防に「カルシウム」、貧血の解消、生理痛の緩和、臓器の活性化効果のある「鉄分」、肌の再生、免疫力を高め、組織修復が早まる「リジン」、柔らかい肌を作り、皮膚機能を活性化しシミなどを防ぐ「リボフラビン(ビタミンB2)」などが含まれているので相乗効果が期待できるんです!

血糖値を上げない低GI値食品「キヌア」はダイエットに最適!

「キヌア」の糖質量は精白米に比べて約半分。更に「キヌア」は食べた時にも血糖値が上がりにくい、低GI値食品でもあります。このため太りにくいため、ダイエットにも最適です。主食として食べられますが、キヌアの豊富な食物繊維のはたらきで、糖分の吸収を穏やかにしてくれるので、血糖値の上昇を招きにくいんです。

「キヌア」の脂質は積極的に摂りいれたい身体に良い脂質!

「キヌア」は白米に比べて脂質は多めなんですが、これは全く心配いりません。「キヌア」に含まれる脂質のほとんどがリノレン酸、オレイン酸といった不飽和脂肪酸は身体にとって、なくてはならないものなんです。

一般的に身体に悪いなどと言われている油は飽和脂肪酸で、こちらももちろん必要な栄養素ではありますが、摂りすぎは禁物。しかし不飽和脂肪酸は、体内でも固まりにくく、血管にこびりつくこともないので、中性脂肪やコレステロール値も正常に保ってくれる、強い味方なんです!

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