来春の選抜21世紀枠選出が読めない

今年の各地区秋季大会の日程が終了し、選抜出場するチームもほぼ固まりつつあります。
実力校やフレッシュな顔ぶれが見られそうですが、21世紀枠の選出に限ってはかなり悩まされそうです。
例年比べて、地方大会に出場したチームの中で、21世紀枠に相応しいといえるチームが現れていないからです。

21世紀枠は、過疎化や部員不足、文武両道の実践など困難な環境の中で上位進出を果たしており、かつ甲子園未出場もしくは30年くらい以上甲子園出場から遠ざかってチームが3校選出されるしくみとなっています。
選出する最低条件として県ベスト16以上。まず各都道府県で代表校が選出され、そこからさらに各地区7校が最終候補選出され、最後に3校が選抜出場に選出されるしくみになっており、例年、最終候補の7校は、県大会で決勝戦まで残り、地区大会に進んだチームが多いです。
しかし今回、地区大会出場校の顔ぶれの中で、京都大会で優勝し、近畿大会でもベスト4入りを果たした乙訓高校や、九州大会準優勝の宮崎県の富島高校といった、21世紀枠も該当するようなチームが上位進出を果たし、本選考で選出濃厚としている。しかし、本選考かからないが、21世紀枠なら・・・といった地区大会出場チームが見当たらないのだ。

筆者が大胆予想!この高校が選出される!?

そんな21世紀枠候補不足の中、地区大会出場を果たすも、上位進出はならなかったが、21世紀枠ならあるかも?といえる高校の最有力を筆者なりに挙げてみました。

浦和学院を破り、実力実績も折り紙つき!市立川越高校

市立川越はここ近年では埼玉県の公立校の中では実力実績トップクラスの高校で、今秋の県大会では準々決勝で優勝候補の浦和学院を破る金星を挙げ準優勝。
関東大会でも初戦で国学院栃木に1点差で敗れるも、21世紀枠に選ばれても相応しい力はあり、埼玉県代表で公立校で甲子園出場を果たしているのが98年夏の滑川高校以来久しい点など話題な点もある。
懸念点としては市立川越は89年夏、前身の川越商業時代に甲子園出場を果たしている点や、高校も進学校という訳でもなく、環境が恵まれてない訳でもなく、21世紀枠に選ばれるには材料が薄い点が挙げられます。
また県内選考のライバルも、今秋県ベスト4入りし、2016年の21世紀枠最終候補に残った経験もある上尾や、公立校No.1の進学校ながらベスト16入りを果たしている浦和高校もあり、
まず県内選考から目が離せない状況でもあります。

日本最北端の地から悲願の甲子園へ!稚内大谷高校

もうひとつの候補で挙げられる高校が、北海道の最北端稚内市にある稚内大谷高校です。
古くから北北海道の強豪校で名寄支部地区大会では100連勝の記録を作ったこともありながら、甲子園まであと一歩の所で逃してきました。
名寄支部地区の甲子園出場はまだなく、過疎化か著しい稚内の街から甲子園は長年の悲願でもあります。
昨秋もベスト4入りし、今回ベスト8入りし、今回も選出候補最有力候補に挙げられます。
懸念点は昨秋ベスト4入りしながらも、最終候補に挙がらなかった点です。
ただ今回は最初の述べた通り、例年に比べて21世紀枠候補となる高校のアピール材料が乏しいので、昨年より下回る成績でも選出される可能性もあり得る可能性は大いにあります。

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