茶碗蒸しの具材の定番

銀杏といえば、イチョウの木からなる実で、茶碗蒸しにも登場する食材でもあります。
あの独特な匂いから好き嫌いがハッキリする食材ですが、とっても凄い効果があるんです。

銀杏の効果

①アンチエイジングや冷え症改善の効能。
銀杏の栄養には、ビタミンEが多く含まれています。
ビタミンEは、筋肉や脂肪組織など身体の生体膜に存在する脂溶性ビタミンの一種です。
抗酸化作用が強く、がんや心筋梗塞などの病気にかかりにくくする効能があり、老化を予防するアンチエイジングにも働きかけます。
また、血行をよくしたり、ホルモンバランスを整えたりする効能や働きがあるため、冷え症や更年期障害の改善が期待できます。

②疲労回復にうってつけ
銀杏に含まれる栄養には、ビタミンB1も比較的多く含まれています。
ビタミンB1は豚肉などに多く含まれる栄養で、炭水化物をエネルギーに変える効能があります。特に銀杏は種実類の中でも脂質より糖質を多く含みます。
加えて老廃物を代謝し疲労回復を促す効能や、脳や神経の機能維持にも関わる栄養です。ビタミンB1の不足では、手足のしびれ、脚気など神経機能に異常が現れます。
糖質の代謝を促す銀杏は、夏に溜まった疲れを解消してくれる、夏バテ防止にはうってつけの食材と言えます。

③ストレス対策の効能
銀杏は、ビタミンB群の一種であるパントテン酸も豊富です。
パントテン酸の言語は、ギリシャ語の「どこにでもある酸」。ここから分かるように、さまざまな食品に含まれている栄養です。
パントテン酸は、タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素の代謝を助け、エネルギーを生み出しやすくする効能があります。
また、抗ストレス作用のあるホルモンの分泌、免疫抗体の合成を活発にする効能も持ち合わせています。
そして、女性にうれしい皮膚や粘膜を丈夫にし、健康を維持する効能もあります。

④貧血予防
ミネラルの一種である銅、亜鉛、鉄分も、銀杏には多く含まれています。これら栄養には貧血を予防する効能があります。
貧血の予防には鉄分が注目されがちですが、実は多くの栄養が貧血対策に関わっています。
鉄分は血液の主成分となります。そして銅は鉄の利用を促す効能があり、亜鉛は赤血球を作るのに欠かせない栄養です。
銅は体内では骨や筋肉、肝臓などに存在しています。骨や皮膚の健康維持に不可欠なコラーゲンの生成を助ける効能が認められています。
また、亜鉛は舌にある味蕾(みらい)をつくり、味覚を正常に保つ効能があるほか、酵素の成分となって新陳代謝を促す働きがあります。

⑤むくみや高血圧予防
銀杏に含まれるカリウムも比較的、豊富です。
カリウムの最大の効能は、細胞内外の水分量や浸透圧のバランスを保つことです。カリウムとナトリウムが相互に連携して、体内のイオンバランスの調整をしています。
カリウムは尿をスムーズに排泄させる作用があるため、過剰なナトリウムを排出して高血圧やむくみの改善に一役買ってくれる栄養です。
また、筋肉の収縮を正常に行う効能もあるため、足がつるのを防ぐ働きもあります。

食べ過ぎは禁物! 大人はもちろん幼児はとくに要注意!

いかがでしたでしょうか?
銀杏がいかに優れた食品だと言うことがお分かりになったかと思います。
そんな幅広い栄養素が含まれた銀杏ですが、食べ過ぎは要注意です。
銀杏には、ビタミンB6の働きを妨害する中毒成分が含まれており、過度の摂取でけいれんなどの中毒症状が現れる可能性があります。
発症時間は銀杏を食べてから数時間後に現れると言われています。もし症状が出た場合は、速やかに病院へ向かいましょう。
成人でも、一度に食べる量としては10個程度が限度。とくに解毒能力が弱い幼児に食べさせるときは、注意してください。

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