未来のマイラーを目指して出走するのが、今週土曜日に開催される2歳限定のレース・サウジアラビアロイヤルカップです。昨年の優勝馬は、今年はここまで休養に入りきたる菊花賞に向けて調整中のブレスジャーニー。 現在、菊花賞優先権に降格線上にたたされているダンビュライトとの叩きあいで競り勝った内容でした。過去ではマイル王の座を狙うイスラボニータや、NHKマイルCでG1馬ともなったクラリティスカイなどが、このサウジアラビアロイヤルカップを踏み台にして活躍しています。
競馬ファンとしては予想しづらい部分があり、とにかくレース情報が少ないという点です。こうなると、ここまでのレース内容にもよりますが、ある程度は血統で見極める部分も多いのかなと。その点も踏まえながら予想をしていこうかなと思います。
フルゲート18頭で行われる同レースには下記の競走馬が登録しています。

イイコトズクシ
エングローサー
カーボナード
コスモインザハート
シュバルツボンバー
スターリバー
ステルヴィオ
スワーヴエドワード
ソイルトゥザソウル
タニノミステリー
ダノンプレミア
ダブルシャープ
テンクウ
ニシノベースマン
ハクサンフエロ
バイオレントブロー
ボウルズ
マイネルサイルーン
メイショウドウドウ
メルムサール
ルッジェーロ

以上、21頭の登録馬です。

この距離ならロードカナロア産駒?ステルヴィオ

先日レッドファルクスが連覇達成をしたスプリンターズステークスで連覇し、更に安田記念、高松宮記念、香港スプリントなどなど、重賞9勝で内G1を6勝という快挙をあげて引退したロードカナロア。そのロードカナロア産駒がいよいよ表舞台に続々と登場してきています。そして、先週の2歳新馬でデビューし、圧巻なレースを見せてくれたロードカナロア産駒の牝馬アルモニカ。間違いなく今年末の阪神ジュベナイルFに名を連ねて優勝候補となるでしょう。そして性別は違えど、同じ産駒のステルヴィオが朝日フューチュリティステークスで優勝すれば、2歳牡馬牝馬制覇といったロードカナロア産駒時代突入となる可能性も大いに秘めています。そのロードカナロア産駒の代表的存在のステルヴィオが、サウジアラビアロイヤルカップに出走予定となっています。ここまで新馬戦、コスモス賞を勝ち2連勝。前走のコスモス賞は重馬場でタフなレースを強いられましたが、コーナーで失速することなく、直線もキッチリと伸びてきているところから大崩れはし難いタイプなのかなとも思っています。また基礎スピードもあるので、そこは流石にロードカナロア産駒かなと思います。スローになる傾向があるサウジアラビアロイヤルカップにおいて、トップスピードの質が問われるところ。突き抜ける一瞬のギアチェンジにも注目したいですね。

東京に直線で輝くのはこの二頭か!?

この2歳馬において言える事は、前にも言いましたがやはり情報が少ないという点で、レースの展開も分かり難いところですよね。ただここまでの数戦でわかるところは脚質と、その脚の特徴というところでしょう。今回の出走馬の中で東京競馬場のタフな直線で突き抜けることのできるのはこの二頭かなと予想しています。一頭目はテンクウ。ここ2戦の上がり3Fだけで見れば、今回のメンバーでは最速を刻んでいる馬です。おそらくペースがスローになる可能性があるのでロングスパートを強いられるとは思うので、トップスピードを持続するチカラがあるのかという点で着目したいところです。もう一頭はダブルシャープでしょうか。血統的にはそこまで期待できる感じではないのですが、今週の土曜の東京の天気は、若干の雨模様になるとのこと。ここまで札幌の重い芝で経験を重ねてきたダブルシャープにとって、馬場が渋るのは歓迎。仮に高速馬場でスローなら、後半の末脚で追いつかないことも考えられるところですが、ある程度流れた場合はこのダブルシャープが直線で突き抜けることも考えられると予想します。どちらにせよ相手はステルヴィオ。しっかりマークした上で仕掛けを見たいですね。

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