まずはお疲れ様でした。といったところでしょうか。
先週の日曜日は、遠くフランスの地で二頭の日本馬の活躍を祈りながら観戦していました。そう、世界最高峰の競馬レースでもあるフランス凱旋門賞でした。世界最高峰のレースということで、各国から我ぞと名乗る名馬が集まる祭典において、日本からも昨年の菊花賞を、有馬記念を制したサトノダイヤモンドと、そのラビットとして帯同したサトノノブレスの二頭が今年の凱旋門賞出走しました。父・ディープインパクトでさえ成し遂げることのできなかった凱旋門賞制覇。その夢はサトノダイヤモンドへと受け継がれることになりました。しかし結果からいうと15着と馬群に沈んでしまった内容でした。色々敗因はあると思いますが、現役のディープインパクト産駒の最強馬であるサトノダイヤモンドがフランスの道悪な芝に対応できていなかったことから、個人的に血統からいってディープインパクト産駒にはもしかしたら無理があるのかな?とも思ってしまうほどの負けっぷりでした。
ステップレースのフォワ賞で沈んだといっても、なんだかんだで本番はオルフェーヴルのように日本を沸かしてくれるレース見せてくれるのかなと期待していただけに、やはりショックであることは間違いないです。

フランスの芝、やや重の相性が悪かったのか?

13番枠からまずまずの飛び出しでスタートを切った感じです。そこからは無理せずに後方へとポジションを下げての追走といった状況になりました。レース中も気持ちよさそうに走っていた感じで3コーナーあたりで中団外寄りにポジションを置き、徐々にペースがあがってくるなかでの4コーナー。ここから鞍上ルメール騎手の手が動きグンっと反応も、直線では全く伸びずに、それでも残り200でくるかと期待も最後まで馬群に揉まれた状態で沈んでの15着フィニッシュという内容でした。一応、ラビット役のサトノノブレスよりは前に出れたからメンツは保たれた感はありますが、サトノノブレス相手に僅差での勝利というのも少し心配な点です。馬場状態が悪くても走れるパワーも兼ね備えているはずのサトノダイヤモンドですが、フランスの稍重、しかも芝が最後までマッチングしなかったと思うしかないといったところです。これから帰国して、ローテーションとしてはジャパンカップからの今年は有馬記念を目標にする可能性は高いでしょうか。再度、元気なサトノダイヤモンドを期待しつつ、今後の動向に注目ですね。

圧勝の3歳牝馬エネイブル

やはりエネイブルは強い。ここまで8戦走って7-0-1-0で、今回凱旋門賞で早くも5個目のG1タイトルを獲っています。斤量差云々話ではなく、完全に馬個体として、今現在現役の競走馬の中でも1番強いといっても過言ではないのがエネイブルなのかなと思いました。そしてまだ3歳であるということ。同じイギリスの競走馬でもあり、無敗の怪物フランケルをも思わせる堂々とした走りでした。そしてその怪物フランケルの娘としても有名な、今年のオークス馬となったソウルスターリングと同じ牝馬で同い年ということ。タイプとしては違うにしろ、同じ土俵で戦わせてみたいなとも思いました。
直線で外に振ってからのその後は圧巻の一言。あそこまでのポテンシャル見せられたら打つ手もないといった感じでした。エネイブル、その名を覚えて置きましょう。

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