吹き出物とは?

吹き出物とは20歳以上になってからできるでき物で、別名『大人ニキビ』とも言います。
10代にできるでき物は『思春期ニキビ』といって、身体が成長するにつれてホルモンバランスが乱れてしまい、皮脂の分泌量が増えて毛穴に詰まってしまいます。
皮脂が詰まってしまった毛穴の中でアクネ菌が増殖して、思春期ニキビとなります。
しかし、吹き出物はストレス、寝不足、喫煙、過剰のアルコール摂取、不規則な食生活、生理周期の関係でのホルモンバランスの崩れなどと言った生活習慣の乱れから、ホルモンバランスの関係などが原因でできてしまいます。
この吹き出物は思春期ニキビと違って治りにくいです。
肌は約1ヶ月の月日をかけてターンオーバー(新しい皮膚に生まれ変わること)がされることで古い角質を落として、皮脂を汗と共に毛穴から排出されます。
しかし生活習慣が乱れてしまうと、ターンオーバーが通常に行われず、古い角質が残って皮膚が分厚くなり、皮脂が毛穴に詰まって毛穴が塞がってしまいます。その際にアクネ菌が繁殖してしまい、吹き出物を発症してしまいます。
特に吹き出物は肌が乾燥しやすい秋から冬にかけてできやすいです。

吹き出物は5段階の症状に分けられる

吹き出物は、気づいたら早期にケアをすることをオススメします!その理由は、跡として残ってしまうからです。
吹き出物は最初に発症してから、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ、紫ニキビと5段階の症状と色に分けられています。
それぞれどういう状態なのか、見てみましょう。

●吹き出物の初期段階「白ニキビ」
吹き出物として最初に出る症状が白ニキビです。
毛穴に皮脂、角質、汚れなどが詰まっている状態です。
白くてプツっとして痛みも炎症も起きていないので、自分の肌に合った吹き出物を治すクリームなどでケアを行えば跡を残さず綺麗な肌へ元通りになれます。

●酸化が原因の「黒ニキビ」
白ニキビよりも悪化している状態で、白ニキビが膨れ上がって空気に触れてしまい、酸化したことによって黒ニキビとなります。
黒ニキビが気になるからと言って強く顔をこするような洗顔や吹き出物をつぶす行為はNGです。
この時点でもまだ、自分の肌に合った吹き出物を治すクリームなどでケアを行えば跡を残さず綺麗な肌へ元通りになれます。

●炎症を起こしてしまった「赤ニキビ」
黒ニキビが悪化すると、吹き出物の周りが炎症を起こして晴れてしまうと赤ニキビとなってしまいます。この時点ぐらいになると、痛みを感じるようになります。
赤ニキビは古い角質、皮脂が詰まり続けて、アクネ菌が増えすぎてしまったせいで炎症が起きている状態です。
アクネ菌は、誰の皮脂腺にも存在している菌ですが本来は肌に保湿力を与えてくれています。しかし、皮脂が増えすぎてしまうとそれをアクネ菌が栄養としてしまい、増殖して大量の活性酸素を発生させて、炎症になってしまいます。
この時、適切に治療をしないと跡に残りやすくなってしまうので、たくさんできてしまった人などは皮膚科などの医療機関に行くことをオススメします。

●膿ができている状態「黄ニキビ」
赤ニキビが悪化すると、吹き出物の中に黄色い膿ができてしまい黄ニキビとなります。この時はもう痛みもあり、目立っている状態です。
この膿はアクネ菌と戦うことでできる好中球が死骸となったものです。
さらにアクネ菌だけではなく、黄色ブドウ球菌も吹き出物に入ってしまい増殖していて、真皮までダメージを受けているため、自分で潰したりはせずに皮膚科などの医療機関に行って適切な治療を行いましょう。

●血も混ざった「紫ニキビ」
黄ニキビを適切に治さず、放置していると紫ニキビとなります。
毛穴に膿だけではなく、血も混ざっていることで紫に見えてしまいます。
どうして血が混ざってしまっているのかというと、血液の流れがスムーズになっていないために膿や血液が毛穴に溜まってしまうからです。
紫ニキビが一番重症であり、跡に残りやすいので必ず医療機関に行って適切な治療をしてもらいましょう。

吹き出物が悪化する前に対策しよう!

吹き出物は放置し続けていると、跡に残ってしまいます。そうなってしまうと、悲しいですよね!
さらに吹き出物が治まったと思っていても、生活習慣の乱れを正したり、清潔に保っていないとまた復活してしまいます。
自分はどの場所によく吹き出物ができるのかを知り、適切なケアを行いましょう。
そしてたくさん吹き出物ができてしまった時は自分で無理やりケアするのではなく、吹き出物の症状をしっかりチェックして皮膚科などの医療機関に行って相談したり、治療してもらいましょう!

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