エビアン選手権が最後に

記者会見では「失うものはない。思い切ってプレーできると思う」と早くも戦闘モード全開。自身の最終戦で悲願のメジャー初制覇を目指す。
 プロゴルファー宮里藍としてのラストマッチ。開幕まで残り2日。本人に涙はおろか、感傷的な気持ちも、全くない。最後の公式会見は力強い言葉が次々と飛び出した。「やるべきことをやり尽くした上での決断。怖いものはない。プレーする上で失うものもない。思い切ってプレーできる」
藍ちゃんのプロでのスマイルを見れるのも残りわずかかもしれません。

大会の計らいで

予選2日間、曽雅ニ(台湾)、ポーラ・クリーマー(米国)との同組は大会の計らいで自ら選んだという。「友人として一緒に回りたい選手はたくさんいたけど、最後までいい緊張感を持って回れる選手がいい」。最終戦を勝利で飾るため、ペアリングも万全を期した。
2度の優勝を果たし、米ツアーでは最も思い出深い大会だ。09年(当時はエビアンマスターズ)はスランプを乗り越えて栄冠をつかみ、11年は東日本大震災で被害を受けた被災地のファンに感動と勇気を届けた。「思い入れのある試合。これ以上ない舞台だと思っている」と意気込みました。

最後に向けて

会見の前には小雨と冷たい風の中で強豪モリヤ・ジュタヌガーン(タイ)らと談笑しながらコースの状態を確認した。06年の米ツアー本格参戦後、ずっと目指してきたメジャー勝利。初日は14日午前8時7分(日本時間同午後3時7分)に10番からスタート。夢をかなえる最後の戦いに挑みます。

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