今年のレパードステークスは大いに荒れてくれた結果となりました。まず順位でいうと、1着が11番人気のローズプリンスダム、2着が12番人気のサルサディオーネ、3着がここでようやっと1番人気のエピカリスが入ってきた感じでした。更に掲示板に入ってきたのが4着が13番人気のブライトンロック、5着が8番人気のノーブルサターン、そして6着が4番人気のハルクンノテソーロと、2番人気のタガノディグオは12着、3番人気のテンザワールドは7着と掲示板にすら入れない惨敗となったレースでした。このような結果となったことで、もちろん配当はすごいことになっており、単勝でさえ6,630円を付け、3連単に関しては807,250円の高配当を付けました。余談ですが、もし3連単を取っていたら、このお盆は大いに贅沢していたことでしょう。このようなことを言っているくらいなので、私の予想は見事に外れた、そんな結果の今年のレパードステークスでした。

番狂わせの立役者!?サルサディオーネ

まず、今年のレパードステークスの順位を作り上げたのは、サルサディオーネ抜きにして語れないと言ったところでしょう。隣の10番枠のテイエムアンムートがスタートのゲートが開いた途端、走るのを止めてしまったとういうアクシデントがあるなか、9番枠からまずまずのスタートを切ったサルサディオーネ。そのまま押して押して一気にハナに立ち、このレースの主導権を握る展開に持ち込めました。
もともとが基礎スピードのある馬であるのは間違いなく、この日のサルサディオーネはレース中もペースを落とすことなく、かなりのハイペースを作り上げていった感じで、後続を寄せ付けず、更には後方に控える差し馬、追込み馬の脚を十分に削ぐに値するペースで道中も進んでいきました。3コーナー過ぎても後続馬を寄せ付けず、最後の直線でのトップギアでは、なかなか後続馬の粘りもあり一気に突き抜けるといったとこまではいかなかったものの、1番恐れていたエピカリスがようやっとラスト100mほどでグンっと伸びたまで。最後はローズプリンスダムにゴール手前で差されたものの、圧巻の2着でゴールイン。見事な番狂わせを作ってくれた内容の濃いレース内容でした。この日のような走りを次走以降続けてくれるのであれば、今後注目をしていかないとならない一頭になりそうです。

前塞がりに泣いた!?エピカリス

昨年の8月にデビューし、そこから一気に4連勝と、ゴールドアリュール産駒の底力を十分に引き継いでいるエピカリスは、今年の3月から海外遠征。そして国内復帰戦となった今回のレパードステークスでは、当然のように1番人気に推されての出走となりました。私もそうですが、単勝オッズも1倍台と、誰がどう見てもメンバー的に頭1つ飛び抜けているのがエピカリスだったのかなと感じていました。今回のレースをみても、その考え自体は間違ってはいなく、やはり能力の高さは信じて良いものと確信できた今回のレパードステークスもレース内容でした。
5番枠からまずまずのスタートをきって、無理なく馬なりで4番手に付けてレースを展開するかたちとなりました。道中、無理なく番手を1つ下げたくらいで走り、ハイペースの中でも基礎スピードを活かして無理なく進んで最後の直線。しかし、内にタガノカトレア、外にノーブルサターンに完全に挟まれた感じで完全に前塞がり。それをさばくのに時間がかかり過ぎ、気がつけばラスト200m。そこからやっとの思いで外に振ることができ突き抜けてごぼう抜きをするものの、最後はブライトンロックを交わしたところでフィニッシュ。3着という、不本意な結果となったレース内容でした。
完全に前塞がりとなった今回のレースで、若干のロスをして外に振った状態の直線であれば、おそらく突き抜けていたのかな?といった感じでした。次走に期待するほかないですね。

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