怒涛のように駆け走った5週連続のG1レースの舞台・東京競馬場。興奮冷めやまぬこの地で、早くも秋の競馬向けたレースが早くも始まりました。どのレースも内の馬場状態が大荒れとなってしまったことにより、外を大きく回ってのレース展開となったことにより、如何に良い馬場を掴むコースどりが出来るかが大きく勝敗に絡んできていました。そんな中で出走となりましたが、大荒れとまではいかなかった今年のエプソムカップ。超どスローペースとなったレース展開により、だいぶ予想とは違った方も多いのではないでしょうか?

完璧なコースどり!ダッシングブレイズ

ここまで17戦6勝の6-2-0-9という戦績。
今年に入り、洛陽ステークスで1馬身半差で勝利するも、続く読売マイラーズカップ、前走の京王杯スプリングカップでは全くのノーチャンスでヒカルも何もなしと思い込んでいたため、全くのノーマークだった馬になります。人気オッズも5番人気とそこそこの人気を集めていたものの、実力面的には6番人気マイネルハニーが上かなと予想していました。
タイプ的には追込みにはなるものの、やはり展開が展開だけに少し前目でのレースとなりました。今回はスタート時の番手というよりも、荒れた内馬場と外の良馬場の境目をキッチリ走っており、ロスなく回り切れていた点が大きな勝因に繋がったのかなと感じ、それをやってのけた浜中騎手賞賛せざるを得ない見事な勝利だったと言えます。
どスローから3番手で直線ともなれば元々追込みが得意でもあるダッシングブレイズに死角なし。最後はしっかり競り勝つ形で勝利。良いレースでしたが、今回の馬場状態がかなり特殊であったことになるので、果たして次走で同じようなレースが出来るのかが見ものになるところです。

呪縛を解いた!アストラエンブレム

人気オッズは圧倒的1番人気で、単勝2.3倍をつけました。
確かにここ11戦5勝の5-2-1-3、4着以内のレースとなっていることから大崩れすることはなく非常に安定している馬であることはわかります。ただ唯一の不安要素はローテーションにありました。それは、前走となったメイステークス組の勝率が0-0-0-10ということ。
もしメイステークス組で残るのであれば、シュミレーションではタイセイサミットの方が確立があるのでは?とも思っていました。
そんな不安要素もった1番人気アストラエンブレム出走となりました。
スタートは上々で、ハナをとったマイネルハニーの横に付けられた時点で、超特殊コースとなった東京競馬場の馬場状態を考えればコースどりが命ということで、上位に食い込んでくるのはほぼほぼ確定かなと予想ができましたが、それでも終始きになる呪縛問題が頭をよぎってました。
3コーナー、4コーナーともロスなく立ち回り直線を向いたトップスピード勝負。上がり3ハロンは1着のダッシングブレイズと同じ34.2でしたが、僅かにダッシングブレイズが半馬身抜け出し、惜しくも2着という結果となりました。
呪縛が解けて?とは言い切れませんが、0-1-0-10と、連対にようやくメイステークス組が入った結果となりました。

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