黄金期到来!

今年の夏を制したのは、またしても花咲徳栄になった。
夏の高校野球埼玉大会は3季連続での決勝決戦となった花咲徳栄VS浦和学院のライバル校同士の対決は、5-2で花咲徳栄が勝利。
花咲徳栄は3年連続の甲子園出場となり、まさに黄金時代到来とも言える圧倒的な強さで埼玉を制した。

継投策が勝負の分かれ目となった

試合は浦和学院の継投策が勝負の明暗を大きく左右させた。
 0-0と投手戦で進んでいた試合でゲームが動いたのは五回表花咲徳栄の攻撃だった。無死満塁となり、ここで浦和学院は先発の右腕・渡辺が1死を奪った後、すぐさま今大会頻繁に行っていた継投策に入り、ますは左腕の桑野にスイッチ。しかし、押し出し四球で先取点を許してしまう。
 次打者に2ボールとしたところで3番手に左腕・佐野を投入。ところが佐野も制球が定まらず、ワンバウンドのボールが目立った。押し出し死球、四球で2失点し、遊ゴロの間にもう1点を失った。
 2年生の佐野はエース格で、空振りが取れるタテのスライダーは県内各校が警戒していた。今大会は主に抑え役だったが、走者が埋まった状況ではその決め球は投げにくく、力みも見られ、直球でもストライクが取れない悪循環の状態だった。
一発勝負の厳しい試合の中での、継投策はある意味プロ野球以上に難しい。
ましてやいくら実力ある高校生でも満塁の場面での交代は更に酷な継投とも言える。
結局、花咲徳栄はその後の追加点もバッテリーエラーからでタイムリーを打たず5点奪う形となり、浦和学院の自滅が全てとなった試合だった。

強力二枚看板で全国の強豪校たちに挑む!

しかし、浦和学院の自滅だったと言うものの、浦学打線を封じた、綱脇、清水の2枚看板の投球は圧巻だった。
全試合ほぼ打たれることなく、安定した投球を見せ、甲子園でもこのピッチングが見れると、上位進出も見えてくる。
今年こそ県勢悲願の夏の全国制覇へ。
今、黄金時代が到来している花咲徳栄の躍進に期待したい!

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