ヤクルト 8-9 広島カープ

ヤクルト 8-9 広島カープ

勝: ジャクソン (2勝2敗1S)
S: 今村猛 (1勝1敗17S)
負: 小川泰弘 (4勝3敗)

本日は七夕。七夕に奇跡が起きましたね!!
実にすごい試合でした。正直負けを覚悟していました。選手の方々申し訳ありませんでした。しかし、今シーズンの広島カープの粘りと、9回にホームランバッターを残せる選手層の厚さは本当に他球団からしたら驚異ですよね。とにかく選手みんなで勝ち取った勝利!!今シーズンNo. 1の試合かもしれません。

広島カープ先発は今シーズン初登板の戸田隆矢選手。
初回に先頭打者の荒木選手にヒットを打たれると、1アウト後、山田選手に2ランホームランを打たれ、初回に2点を献上。4回に松山選手のソロホームランで1点を返すものの、4回に2失点、5回には連打を浴び3失点で、戸田選手は5回7失点で試合を作れず、ほろ苦い今シーズン初登板となってしまいました。この時点で1-7と6点差。広島カープは7回に打線が繋がり、2点を返すものの、その裏に坂口選手の犠牲フライで1点を返されてしまいました。
3-8と5点差で迎えた最終回の広島カープの攻撃。
ここから広島カープの逆襲が始まります。
この回の先頭打者のバティスタ選手がレフトスタンドへホームランを放ち反撃の狼煙をあげると、1アウト後、菊池選手のホームランでさらに1点を返し、5-8と3点差に。続く丸選手がフォアボールで出塁すると、2アウトとなり、松山選手がセンターへのタイムリー2ベースヒットで2点差に。続く西川選手が気迫の内野安打でチャンスを広げると、ここで代打・新井貴浩選手。
4球目のストレートを振り抜き、センターバックスクリーンに飛び込む起死回生の逆転の3ランホームランを放ち9-8とし逆転!!その後、今村選手がしっかり3人で抑え、劇的な逆転勝ちで最大6点差あった絶望的な試合ひっくり返し、見事ヤクルト戦の初戦を制しました。

諦めなかった打撃陣

最大6点差からの逆転劇。正直、今日は負けかなと思っていました。
でも、選手たちは諦めていませんでしたね。
この日のヒーローは新井さんと言いたいところですが、諦めなかった選手たち全員ですね。
まずバティスタ選手。最終回の先頭打者としてホームランで反撃の狼煙を上げてくれました。しかし、バティスタ選手は好調になってきましたね。非常に頼もしいです。
そして、菊池涼介選手。
ファーストストライクを振り切ってレフトスタンドへソロホームラン。このホームランを見て私は昨シーズンのジャイアンツ戦の起死回生の同点ホームランを思い出しました。これはもしかしたらと予感した一打でした。
そして松山竜平選手。
これまで3安打と当たっていた松山選手。ここでも追い込まれながらもファールで粘り、甘く入ってきた球を見事左中間に飛ばし、これで4安打。最近の松山選手は打撃もですが、守備でも非常にいい働きを見せてくれていますね。今一番頼もしい選手ではないでしょうか。
そして続く西川選手。ここで打ち取られていたら試合終了でしたが、1塁ベースまで全力疾走し、気迫の内野安打に。この内野安打は非常に大きいヒットでした。まだ若い西川選手の活躍も広島カープにとって本当に嬉しいニュースです。
そして、ここで新井さん。
2アウトながら1,3塁とホームランで逆転という場面での登場。
4球目のストレートをセンターバックスクリーンに飛び込む逆転の3ランホームラン!!!これでこの回一挙6得点で、大逆転!!
やはりこういう場面で新井さんに回ってくるとは、本当に新井さんは何か持ってますね。そしてこの場面でホームランを打てるなんて、、、今更ながらですが、帰ってきてくれてありがとうございます!!
最後は今村選手が締め、大逆転勝利!!
これで2連勝で、ヤクルト戦の初戦を白星で飾ってくれました。
実にすごい試合でした。七夕の日に奇跡が起きましたね。いや、奇跡ではなく、選手の勝ちたいという気持ちがもたらした勝利ですね。
2位の阪神タイガースが破れたので、ゲーム差も8ゲーム差!
いよいよ独走態勢といった形でしょうか。

7月8日の試合

ヤクルトスワローズ 対 広島カープ
【予告先発】
ヤクルト: 石川雅規 (4勝9敗)
広島カープ: 薮田和樹 (7勝1敗)
神宮球場 18時プレイボール

広島カープ先発は薮田和樹選手。
前回登板の中日ドラゴンズ戦では6回を1失点に抑え、勝ち投手に。今シーズン途中に先発に転向してから未だ負けなし。防御率2,21と広島カープ先発陣の中でも非常に安定してくれており、安心して見てられる選手です。
前回登板は球数も多く6回までの登板でしたので、中継ぎ陣を休ませるためにも、長いイニングを投げて勝利に貢献していただきたいですね。薮田選手の好投に期待です。
野手の注目選手は、鈴木誠也選手。
昨日の試合では再三のチャンスでいずれも凡退し、5打数0安打と4番の活躍を果たせませんでした。打率も3割を切ってしまい、不調が非常に気になりますね。7月7日の試合の9回に凡退した際にベンチに戻った際は、笑顔がなく、涙を浮かべていた様子で、勝利を収め、ハイタッチする時も笑顔が引きつっていました。まだ22歳と若く、4番の重圧に押しつぶされているのかもしれませんが、まだ若い選手です。1打席1打席リラックスし、結果にこだわらず気負いせずに鈴木選手らしいフルスイングを見せて欲しいですね。
この試合も勝って3連勝だ!!絶対勝つぞ、広島カープ!!!

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