今年最初の引退表明となった。日本一と世界一を経験した貴重な選手がいなくなってしまう。身長もそんなに大きくないが、リストを効かせた右方向のホームランは今でも忘れません。会見の冒頭では　「今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを報告させていただきたい。引退は昨年決めた。ファンの１日でも１試合でも多く見に来て頂きたいと、開幕前の発表も考えたが、そのときはチームの状態もよかった。発表するのは今のタイミングかと思った。残りのシーズンしっかり頑張って１つでも順位を上を目指したい」。と昨年から引退の意思があった事を打ち明けた。

井口資仁が走攻守揃った選手と言うと、福岡ダイエーホークス時代の成績からわかります。2001年にはショートからセカンドに定着し、打率.261 本塁打30本 打点97 盗塁44と史上3人目の30本40盗塁を記録しました。この年は盗塁王にも輝き、ベストナイン、ゴールデングラブにも輝きました。2003年はダイハード打線を牽引し、打率.340 本塁打27本 107打点 盗塁42と凄まじい記録を叩き出し、2001年につぎ盗塁王に輝いています。ホームランを後3本打てばトリプルスリーを狙える選手です。
メジャーに挑戦し、現在の千葉ロッテマリーンズでは走る機会も減りましたが、勝負強いバッティングは今でも健在です。

1974年12月4日生　　身長178cm　　体重91kg　　右投 右打
国学院久我山高 - 青山学院大
1996年ドラフト1位
21年目のシーズン最年長と言うプレッシャーもあったのでしょうか。まだまだ出来そうな雰囲気もあります。昨年に決めていたと言う言葉の中で、何か衰えがあったのでしょうか。井口資仁本人にしかわからない部分ですね。2000本安打も達成し、最近ではホームラン通算250号も放ち素晴らしい成績を残した井口資仁選手。残りの試合も彼の姿を目に焼き付けたいと思います。