バティスタの目覚ましい活躍に注目!

彗星のごとく驚異の外国人選手が登場しました!
広島東洋カープでザビエル・バティスタ選手が、6月3日マツダスタジアムで行われた対千葉ロッテマリーンズ戦6回裏に代打で出場し、一軍初打席でのホームランを放つ鮮烈なデビューを飾ると、翌4日の同カードでも、6回裏に代打で本塁打を放ちました。NPBの一軍公式戦初打席から通算で2打席続けて本塁打を放った選手は、史上3人目の快挙でした。
更に6月7日に札幌ドームで行われた北海道日本ハムファイターズ戦では、1試合2本塁打を記録し驚異的な活躍を見せ、交流戦でも校長なカープ打線を勢いづけています。
バティスタ選手は昨年育成契約選手として入団。今シーズンのウエスタン・リーグでは開幕戦から5月下旬までに、39試合の出場で打率.363、14本塁打、38打点のリーグ三冠圧倒的な成績を残し、シーズン途中で支配下登録されたばかりでした。
今後、カープ連覇へ向けての起爆剤となるであろう注目選手です。
そんなバティスタ選手を発掘し、入団に至った経緯が、ドミニカにある球団独自の育成機関「カープアカデミー」出身だからでした。

カープアカデミーとは?

カープアカデミーとは、メジャーリーグでは30球団中28球団が採用しているアカデミー制度を参考にし、ドミニカの有望選手の発掘と育成を目的に、広島東洋カープが1990年11月に6億円を投じてドミニカに作った日本球界史上初で唯一のアカデミー施設です。
メジャーや日本プロ野球入りを夢見る若手選手はもちろん、メジャーリーグの球団とマイナー契約を結ぶも解雇され、セカンドチャンスを求めてきた選手が集まって、しのぎを削り日々練習に励んでいます。
アカデミーで見出された選手は、そのままカープと契約し、ジャパンドリームを掴む事となります。
これまでカープアカデミー出身で活躍した代表的な選手として、1995年に15勝を挙げたロビンソン・チェコ選手や、2014年にサイクル安打を記録するなど、わずか45試合の出場で打率327、本塁打9と存在感を発揮したライネル・ロサリオが挙げられます。
そして一度カープへ入団し、その後メジャーリーグへ進み、大成功を収めた選手が、ヤンキースなど所属していたアルフォンソ・ソリアーノ選手です。
ソリアーノ選手はメジャー通算2095安打、412本塁打、289盗塁を記録した、メジャーを代表する選手。ジャパンドリームを通り越してアメリカンドリームも手に入れた選手もいるのがカープアカデミーです。

近年は設備強化に着手。第二のバティスタ出現も期待!

カープアカデミーは、球団の財政難から、運営縮小の影響で、一時は4名しか所属していない時代もありましたが、近年は球団業績好調もあって、再び設備に力を入れるようになり、メジャーリーグのアカデミーにも負けない充実したアカデミーに成長しています。
今後、バティスタ選手のような選手がどんどん来日する可能性も高くなります。
カープが育てたドミニカンたちに注目です!

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