6月25日に行われるオールスター戦「宝塚記念」のファン投票も開票され、いよいよ出走馬が決まってきたことで徐々に話題は宝塚記念になってきている競馬ファン。その宝塚記念が行われる舞台・阪神競馬場では昨日も熱い声援とレースが行われていました。
サラ系3歳以上 芝2000mで争われたマーメイドステークス。見事な手綱捌きを見せた藤岡祐介騎手が3番人気のマキシマムドパリを勝利へと導きました。

見事な作戦でV!?マキシマムドパリ

愛知杯で勝った後の前走となった大坂城ステークスでは、2番人気も13着と不甲斐ない着順で終わったマキシマムドパリ。しかし、上がり3ハロンは33.2と決して悪くない状態に思えていました。本来の先行でレースが運べればもう少し前に行けるのではないかな?と疑問を持ってはじまったマーメイドステークス。騎手を岩田康誠騎手から藤岡祐介騎手に代えての出走となりました。
スタートはまずまずの出だしでそのままトーセンビクトリーの背後を伺う先行レース。ハナをプリメラアスールに譲ったことで、マキシマムドパリにとってトーセンビクトリーに付けやすいスローペースとなる事はほぼ確実となったと思います。この時点で大ゴケはせず上位に絡む事が決定したかなと感じました。
予想どうりにペースはスローとなり、悠々と先行で駆け走っていき、4コーナーでは外に振りプリメラアスールに並んで直線へ。最後は得意とするトップスピード勝負とんsり、一瞬緩んだように見えたがラスト100mでも再点火し踏ん張ってゴールインといった内容でした。
今回の勝利に関して、馬個体の能力もさることながら藤岡祐介騎手の思い切った作戦勝ちという点も大きいと思います。秋のG1にも食い込んでくる可能性が高い雰囲気も持て来ているので、今後のレースにも注目が必要ですね。

勝ち切れない!クインズミラーグロ

24戦5勝で5-3-6-10の戦績。今年に入り愛知杯、中山牝馬、福島牝馬といずれも善戦はするものの3着止まりといった状態が続いています。
スタートはまずまずの出だしで、こちらもマークするのはトーセンビクトリーといったところで背後につけるポジショニングをとったかたちです。
スローペースとなった今回の展開で、トーセンビクトリーとマキシマムドパリの真後ろでレースを進め、先に動きを見せたマキシマムドパリについていきトーセンビクトリーをおいていった策で最後の直線を迎えたものの、前が少し窮屈になり、ヨーイどんとはいかず末脚が若干削がれてしまった悔しい結果に。結局、迫合いとなった2着に持ってくるのいっぱいいっぱいだったし、逆に言えばよく2着まで持ってきたというのが感想です。
どちらにしても、愛知杯でもマキシマムドパリにヤられているので、今後も出走がカブった際にはどちらにせよ勝ち切れない可能性は大です。

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