10月1日にフランス・シャンティイ競馬場にて開催されるG1凱旋門賞の前哨戦として、9月10日に同レース場の7Rにて、サトノダイヤモンドとサトノノブレスの二頭がエントリーしました。日本では馬券発売は行われないこのレースですが、毎年少ない出走馬で争われますが、例えば昨年に至っては4頭の出走。そして今年も例年どおりの少ない出走馬で僅か6頭で争われます。まるで追い切りで行なう併せ馬状態といったところでしょうか。
このフォワ賞、本戦の凱旋門賞同じコース、同じ距離を走れるということで経験を積む上ではもってこいのレースなのですが、フォワ賞をステップとした凱旋門賞での勝ち鞍はここ10年以上出ていないという事実があるらしいです。ここ10年で、フォワ賞が2着が4回といった結果で、一見好成績が残せているようにも聞こえますが、その4回中の3回はオルフェーヴルの2回とナカヤマフェスタの1回によるもので海外馬はたったの1頭のみといった戦績。競馬ファンならすぐさまに思い出すのが青葉賞勝ち組の東京優駿。今年はアドミラブルが圧巻の勝利で青葉賞を勝ち切っての東京優駿といった感じだったので、いよいよ呪縛から解き放たれるのかと大いに期待しましたが、結局は3着と呪いにかかったまま。それに似ている傾向かなと思います。結局はフォワ賞然り、青葉賞然り、本戦の凱旋門賞や東京優駿の相手が強く、ペースの問題で勝ち切れないといったところでしょう。
だて、今回はサトノダイヤモンドがその呪縛から解き放たれるのか?先輩オルフェーヴルよりも上を目指せるのか?はたまた呪いから抜け出せずに終わって帰国するのか?
楽しみですね。

頼んだぞ!サトノダイヤモンド

初の海外遠征となっているサトノダイヤモンドですが、今回も陣営はバッチリのようです。
サトノダイヤモンドを管理するのは池江泰寿調教師でオルフェーヴルの2度のフランス遠征にも担当している経験豊富な調教師であるので一安心。更に鞍上はルメール騎手ですので、経験豊富だしフランスだしといったところで一安心。共にフランスをよく知り、何よりサトノダイヤモンドをよく知る両者なので一安心ですね。あとは本戦の凱旋門賞に向けて調子を崩さないことだけを祈るばかりです。

人気は悪くても!サトノノブレス

6頭の出走馬の中でも最も人気の薄いのがサトノノブレス。年齢的な部分でも今年7歳ということで、その部分も影響があるのかな?といったところです。サトノノブレスの鞍上は川田騎手。このコンビといえば昨年の鳴尾記念と中日新聞杯を制した相性の良いところをみせています。川田騎手は2014年のハープスターに騎乗した以来の凱旋門賞となります。
大番狂わせやってのける実力はまだまだ持っているため、相変わらず怖い存在感を醸し出す一頭です。

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