オックスフォード大学オズボーン准教授の論文よると、10年〜20年後には約47%の人が職を失う可能性を秘めていると論じたそうです。技術の進歩がめざましい勢いで進んでいる機械。人の手は足りている社会でどのように生き抜けばれ宜しいのでしょうか?

コンビニの店舗数よりも多い整骨院!

ビジネスは需要と供給で成り立っているのは学者や研究員ではなくても、素人の我々でもなんとなく理解できています。需要と供給のバランスが崩れた時、例えば供給が需要を大きく増え続けたなら、供給過剰となり、商品勝負ではなく値段勝負へと堕ち入り、多くの事業が廃業する事になってしまいます。
そして、この供給過剰の問題は、柔道整復師や整体師などのいわゆる治療家の仕事、それに美容室や歯科医院、さらには士業の世界にまで深刻なダメージを与えているようです。
これは厚生労働省が平成 24 年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況を引用したものですが、接骨院の数は2002年には25,975店舗だったのが、2012年には42,431店舗に急増。10年で1.6倍になっていたようです。更にこの42,431店舗というのはコンビニ最大手三社のセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの店舗数よりも多いという事実のようです。
整骨院の整体師や柔道整復師だけではなく、行政書士、税理士、司法書士、社会保険労務士、公認会計士なども、10年前に比べて約2倍の数へと膨れ上がっているようです。
一昔まえは、手に職をと思う人が多かったのも、膨れ上がった数字の原因となっているようです。

最近、本屋に行きましたか?

GoogleやYahoo、楽天、Amazonなど多くのインターネット企業が台頭し、多くの仕事を飲み込んでいるのも、人件費削減となり、職を失っている人も多いようです。
突然ですが、ここ最近、本屋に行きましたか?もし行かれた人であれば、本をその本屋で買いましたか?
わかりやすい例でいうと、Amazonの登場で街から本屋が次々と消え去っている現状で、本屋は21,495 店(2000年)から、13,488店(2015年)と、たった15年で約40%が消え去ってしまったとデータがあるようです。
確かに駅周辺にあった町の本屋と言われていた本屋は大手企業に喰われていつの間にか無くなっていたという記憶もあります。本屋さんという職業も近い将来なくなる可能性は大のようです。

価格が命!消費者の心理!

本屋だけに限らず、様々な業態、業種がネットショッピングによって失業する可能性が生まれているのも事実と思います。
買い物をする上で、「良いものを安く手に入れる」。これは買い物の基本中の基本で、一昔前は、実際にお目当のものを探して見つけても隣の店舗へ値段を見に行く。でも、販売員の説明や店舗独自のサービスによって、時には価格だけではない買い物をしたものですが、今は人と接するのを嫌う世代の時代へと突入し、事インターネットでワンクリックで終えてしまう状況。更に、価格ドットコムなど、価格勝負にでるため、供給側の利益も削がれて経営不振へと堕ち入り競争から離脱している企業も多くなっているようです。
このままでは人が入らない社会となり、いつの日か映画「アイロボット」のような時代へと突入してしまう日が来るかもしれません。
あなたの職業は大丈夫ですか?

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