プロ野球における2000本安打達成とは、プロ野球名球会入りの条件のひとつであり、プロ野球たちが目標とする数字でもある。
例えばプロ20年で毎年100本のヒット、10年では毎年200本のヒットを打たないと達成できない偉業で、長年レギュラーとして試合に出続けなければ達成できない大記録である。

昨シーズンは広島東洋カープの新井貴浩選手、阪神タイガースの福留孝介選手が2000本安打を達成。
プロ野球史上まだ52名しか達成できていない大記録。
今シーズンはこの大記録達成ラッシュになるのではと言われています。

その選手たちを紹介していきたいと思います。

読売ジャイアンツに所属する今シーズンプロ17年目を迎える阿部慎之助選手。

中央大学を経て、2000年のドラフトで1位入団。
ルーキーイヤーから開幕戦からマスクをかぶり、投打に活躍。
MVP1回、首位打者1回、打点王1回など様々なタイトルを獲得しているジャイアンツのベテラン名選手。長年チームリーダーとしてチームを牽引していました。

昨シーズンまでの安打数は1917本。
昨シーズンの安打数は104本。ファーストのレギュラーとして今シーズンも試合に出続けられれば、今シーズン中に達成できる射程圏内。
今シーズン中の偉業達成は間違いないと言われている選手の1人です。

中日ドラゴンズに所属する今シーズンプロ21年目迎える荒木雅博選手。

熊本工業高等学校経て1995年のドラフトで1位入団。
盗塁王1回、ベストナイン3回、ゴールデングラブ賞6回など様々なタイトルを獲得してきた長年中日ドラゴンズを支えてきた名選手。
守備のイメージが強い荒木選手ですが、現在現役選手の中で一番2000本安打に近い1961本のヒットを放っています。

昨シーズンの安打数は71本で残り39本で偉業達成。
レギュラー争いが熾烈な中日ドラゴンズではあるが、順調に行けば今シーズン中の偉業達成はほぼ間違いないと言われています。

福岡ソフトバンクホークスに所属する今シーズン17年目を迎える内川聖一選手。

大分工業高校を経て2000年のドラフトでベイスターズに1位入団。
持ち前のミートセンスでヒットを量産し、MVP1回、首位打者2回、最多安打2回など様々なタイトルを獲得。2008年シーズンには右打者の最高打率である,378をマークした球界屈指の安打製造機。

プロ16年間で通算安打数は1896本で、2000本安打達成まで残り104本。
昨シーズン内川選手は169本のヒットを放っているので、昨シーズンと同様、順調に試合に出られれば今シーズンの中盤頃にでも達成できるかと思います。

上記で紹介した選手以外にも2000本安打達成できる可能性がある選手もまだいます。

青木宣親選手
ヒューストン・アストロズ所属のメジャーリーガー。
日米通算で1965本ヒットを放っており、残り35本。

福浦和也選手
千葉ロッテマリーンズ所属。
通算1932本のヒットを放っており、残り68本。

鳥谷敬選手
阪神タイガース所属。
通算1872本のヒットを放っており、残り128本。

今シーズンは記録ラッシュになるだろうと言われています。
順位も気になりますが、個人成績にも注目してみても面白いかもしれませんね。