野球大国アメリカ、4大会目にして悲願の初優勝!

22日(日本時間23日)、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝がドジャー・スタジアムで行われ、アメリカがプエルトリコに8-0で完勝し、悲願の初優勝を果たした。プエルトリコはここまで無傷の7連勝で決勝に臨んだが、2大会連続で準優勝に終わっている。

今大会7連勝中のプエルトリコに8-0で快勝!

先手を取ったのはアメリカ。3回表、先頭打者が出塁すると、続く1番のキンズラー(タイガース)が先制2ランホームランとなった。

さらに5回表、無死一・二塁から、3番・イエリチ(マーリンズ)がライト前へタイムリーヒット。さらに6番・マカチェン(パイレーツ)がショートタイムリー内野安打を放って、4‐0とリードを広げると完全にアメリカペース。

7回表には二死満塁で、7番・クロフォード(ジャイアンツ)が2点タイムリー。続くスタントン(マイアミ・マーリンズ)も適時打を放って7-0。

8回表にもマカチェンのタイムリーで1点を奪ったアメリカが13安打で8得点をあげた。

投げては、アメリカの先発・ストローマン(ブルージェイズ)が150キロを超えるツーシームをことごとく低めに集め、6回まで1四球を与えたのみのノーヒットピッチング。7回裏に二塁打を打たれ、大記録とはならなかったが、決勝の大一番で快投を見せた。

ストローマンの後を引き継いだ投手陣も、ダイソン(レンジャーズ)、ニシェク(ヒューストン・アストロズ)、ロバートソン(シカゴ・ホワイトソックス)と完封リレーを見せ、8‐0でプエルトリコに大勝。

1次ラウンド、2次ラウンドを崖っぷちから這い上がってきたアメリカが4大会目で悲願の初優勝となった。

ベストナインに侍ジャパンから千賀が選出!

大会MVPは決勝戦で素晴らしい投球を披露したアメリカのストローマンが受賞。また今大会のベストナインに相当するオールスターチーム『オール・ワールド・ベースボール・クラシック・チーム』のメンバーが選出され、侍ジャパンからは唯一、ソフトバンクの千賀滉大が選ばれた。

千賀は今大会、4試合に登板し、11イニング1失点、防御率0.82という好成績を残した。また、150キロを超えるストレートと「お化けフォーク」と称される落差の大きい決め球を武器に大会最多の16三振を奪っている。

オール・ワールド・ベースボール・クラシック・チーム

【投 手】
・ストローマン(アメリカ/ブルージェイズ)
・千賀滉大(日本/ソフトバンク)
・ザイド(イスラエル/FA)

【捕 手】
・モリーナ(プエルトリコ/カージナルス)

【一塁手】
・ホスマー(アメリカ/ロイヤルズ)

【二塁手】
・バエス(プエルトリコ/カブス)

【三塁手】
・コレア(プエルトリコ/アストロズ)

【遊撃手】
・リンドーア(プエルトリコ/インディアンス)

【外野手】
・イエリチ(アメリカ/マーリンズ)
・ポランコ(ドミニカ/パイレーツ)
・バレンティン(オランダ/ヤクルトス)

【指名打者】
・ベルトラン(プエルトリコ/アストロズ)

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