全日本フットサル選手権、決勝進出の2チームが決定!

第22回全日本フットサル選手権は、18日に決勝ラウンドの準々決勝、19日に準決勝が開催され、シュライカー大阪とフウガドールすみだが決勝へ駒を進めた。

決勝ラウンドには、1次ラウンドを通過した6チームに加え、Fリーグ2016-2017のチャンピオンであるシュライカー大阪と同2位のペスカドーラ町田を加えた8チームでノックアウト方式で争われた。

大会最終日となる20日、3位決定戦と決勝が行われ、遂にフットサル日本一のチームが決まります。

Fリーグに続き、全日本選手権制覇なるか?!シュライカー大阪

準々決勝 vs 湘南ベルマーレ

準々決勝の相手は、1次ラウンドで名古屋オーシャンズを破った湘南ベルマーレ。試合開始早々の2分、大阪はゴール前に詰めていた田村友貴選手が先制点。14分にはFリーグのMVPを受賞した小曽戸允哉選手がCKから蹴った速いボールが町田の守備に当たってゴールに転がり込み、追加点を挙げる。湘南もロドリゴ選手が後半だけで12本のシュートを放つなど、ミドルシュートを中心に大阪のゴールに迫りますが、GK柿原聡一朗選手がことごとくブロック。試合終盤に湘南がパワープレーからゴールを狙いましたが、逆に無人のゴールにシュートを決められ、結局、3-0で大阪が勝利しました。

準決勝 vs デウソン神戸

準決勝はデウソン神戸との関西ダービー。開始早々の2分、大阪はアルトゥール選手のキックインを小曽戸允哉選手がボレーで合わせ、ゴール前を横切ったボールに、最後はチアゴ選手が合わせてゴール。さらに9分にもアルトゥール選手のフリーキックから小曽戸選手が追加点を決めて2-0と点差を広げます。
神戸も11分、アルトゥール選手からボールを奪った原田浩平選手が右サイドを突破し、チャンスをつくります。最後は岡崎チアゴ選手がシュートを決めて1点差に詰め寄りますが、15分にアルトゥール選手が立て続けに2ゴールを決め、大阪が4-1とリードして前半終了。

後半に入ると、神戸に押し込まれる時間が長くなりますが、GK柿原聡一朗選手を中心とした守備で神戸にゴールを許しません。すると32分にチアゴ選手がGKを含めた相手選手を抜き去り、追加点を記録。その直後にもチアゴ選手はパワープレーを仕掛けた神戸の無人のゴールにロングシュートを決めてハットトリックを達成。その後の神戸の反撃を1点に抑えた大阪が、6-2で快勝。優勝した2012年大会以来5大会ぶりの決勝進出を決めました。

2つの東京ダービーを制し、決勝進出!フウガドールすみだ

準々決勝 vs ペスカドーラ町田

フウガドールすみだは準々決勝で大会連覇を目指すペスカドーラ町田と対戦。今シーズンのFリーグでは町田に3戦全敗だったすみだは、対策を練ってきたという須賀監督の言葉どおり、町田の攻撃を機能させず、前半をスコアレスで抑える。

迎えた後半、すみだが宮崎暁選手のゴールで先制点を挙げると、28分にも田村選手がロングボールをヘディングで落とし、それを清水和也選手が巧みなトラップからシュートに持ち込み、再びゴールネットを揺らす。2点を追う町田は終盤にパワープレーから森岡薫選手が1点を返しましたが、同点ゴールは奪えずに試合終了。準決勝進出を決めました。

準決勝 vs 府中アスレティックFC

準決勝では府中アスレティックFCと対戦。両チームが序盤から積極的に仕掛け、先制点を挙げたのは、すみだ。7分に府中の完山選手が放ったシュートがブロックされ、そのこぼれ球を拾った西谷良介選手がドリブルでボールを運び、GKとの1対1を制して1点をリード。府中もその2分後、皆本晃選手がミドルシュートを決めて同点に追いつき前半終了。
迎えた後半は、すみだが攻勢に試合を進め、30分、ゴール前の混戦から西谷選手がシュートを決めて、再びすみだが1点をリード。さらにその直後にもすみだはカウンターを仕掛け、最後は清水和也選手がゴールを決めて、2点リード。

追う府中も終盤に反撃を見せて、35分には柴田祐輔選手がドリブルですみだの守備を崩し、流れたボールを皆本選手がゴールに押し込み、1点差に詰め寄り、終了間際には府中はパワープレーを仕掛けましたが、同点ゴールを決められずに試合は終了。すみだが2013年以来、4大会ぶりの決勝進出を決めました。

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