昨年5位 東京ヤクルトスワローズ

一昨年、14年ぶりにセリーグを制覇したヤクルトですが、昨シーズンは、トリプルスリーを獲得した山田選手、首位打者を獲得した川端選手、打点王を獲得した畠山選手など、主力選手の怪我人が続出したシーズンでした。また、投手陣の状態も悪く、チーム防御率4,73、失点694点はリーグワースト。二桁勝利を達成した選手も昨シーズンはいなく、今シーズン向けてテコ入れが必要な投手状況です。

投手の注目選手

投手陣で注目したい選手は2人。

まずは小川泰弘選手。
元メジャリーガーのノーラン・ライアン選手の投球フォームを参考にしたという独特のピッチングフォームでから繰り出されるMAX151キロの速球に加え、フォーク、スライダーなど多彩な変化球で打者を翻弄する投手で、2013年シーズンは、新人王、最多勝、最優秀選手のタイトルを獲得。
昨シーズンは、二桁勝利にわずかに届かなかったが、チームで唯一規定投球回数を達成。昨シーズンは打撃陣の相次ぐ離脱により、打撃の援護は受けられない場面が多々見受けられたので、いつも通りの投球をしてくれれば二桁勝利、最多勝も獲得できるポテンシャルの持ち主です。

次に注目したい選手は、寺島成輝選手。
寺島選手は、昨シーズンオフにドラフト1位で入団した履正社高校出身のサウスポー投手。MAX150キロの伸びのある速球で打者を翻弄し、高校時代はU-18の日本代表に選出され優勝に貢献。また、岩手国体でも優勝した将来のエース候補。絶対に覚えていただきたい選手の1人です。

野手の注目選手

まず1人目は、球界、ヤクルトの顔、山田哲人選手。
昨シーズンは終盤に怪我をしましたが、史上初の2年連続トリプルスリーを達成した球界の至宝。細身の体からは想像できないほどのパワーを秘めており、パワーも兼ね備えつつ、走力も非常に高く、2015年シーズンでは史上初のホームラン王と盗塁王にダブル受賞を達成。
今シーズン怪我さえなければ1年間を通して活躍できる選手。今シーズンは3年連続トリプルスリーという偉業を達成するか非常に楽しみです。

もう1人の注目選手は、西浦直亨選手。
2013年ドラフト2位で入団した守備に定評があるショートストップ。
昨シーズンは開幕から1軍入りを果たしましたが、結果が残せず2軍落ち。
しかし、7月にショートのレギュラーであった大引選手が怪我で離脱すると、そこからレギュラー奪取。2試合連続ホームランを打つなど活躍し、自己最多の72試合に出場。ホームラン7本、チーム2位となる盗塁9回をマークし、昨シーズンは飛躍の1年となりました。
まだ25歳の成長株。今シーズンもレギュラーを定着させ1年間活躍してほしい選手の1人です。

王者奪還向けて

昨シーズンは怪我人が相次ぎ、レギュラーを定着することができなかったヤクルト。今シーズン開幕前にしっかり調整をし、怪我をしなければ、戦力は整っているので、優勝するチャンスは非常に高いかと思います。
打撃陣に定評があるヤクルト攻撃陣の爆発に今シーズンは期待です。

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