5日、横浜DeNAはフリーエージェントで巨人へ移籍した山口俊投手の人的補償として、平良拳太郎投手を獲得したと発表。明日6日に入団会見を行う。

右の先発候補として将来性の高い平良投手は、山口投手が抜けた穴を、復活に賭ける三嶋一輝投手や高崎健太郎投手、今年ブレイクが期待される熊原健人投手、飯塚悟志投手らと共に争うことになる。

沖縄・北山高から2013年にドラフト5位で巨人に入団した平良投手は現在21歳。右の先発投手として主に2軍でプレー。昨年4月7日タイガース戦で1軍初先発を果たし、4回途中4失点で降板。2軍では、通算35試合に登板し、11勝5敗、防御率3.30の成績だった。

トルネード投法からスリークォーター気味に投げ込む独特のフォームも話題になったが、その潜在能力は高く、2015年にはファーム日本選手権の大一番で先発登板を果たし、昨年のファーム日本選手権でも2番手として好投を見せている。さらに2015年のオフは台湾で行われたウインターリーグにNPB選抜の一員として参戦。このオフには高木勇人、岡本和真とともにプエルトリコへ、2年連続で武者修行に出るほど高い期待を受けている。

若き右腕が横浜に新たな風を吹き込むか、平良拳太郎投手に注目です。