天皇杯決勝のカードが遂に決定!!

29日、第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会の準決勝の2試合が行われ、決勝進出の2クラブが決定した。

決勝進出の1つ目のクラブは、先日のクラブW杯で準優勝に輝いた2016年Jリーグ王者の鹿島アントラーズ。準決勝では横浜F・マリノスに2-0の貫録勝ち。6大会ぶり5度目の優勝を目指す。また、もう1チームは川崎フロンターレ。準決勝では大宮アルディージャに苦戦を強いられるも、1-0の粘り勝ちでクラブ史上初の決勝進出を決めた。2017年1月1日に行われる決勝は、56大会ぶりに大阪開催となり、ガンバ大阪の本拠地である市立吹田サッカースタジアムで行われる。

第96回天皇杯、準決勝の結果

横浜Fマリノス vs 鹿島アントラーズ

今シーズン、思うような結果を出せなかった横浜Fマリノスと、チャンピオンシップをシーズン3位から勝ち抜きJ1タイトルを獲得した鹿島の対決。横浜Fマリノスは2013年以来3年ぶり、鹿島は2010年以来6年ぶりの天皇杯制覇を目指し、“オリジナル10”としてJ1の座を守り続けているチーム同士の対戦となった。

序盤は、互いに出方を探り合う形となるが、前半7分の齋藤学のファーストシュートを機に、横浜FMが鹿島陣内に攻め込む回数を増やす展開となる。攻勢に試合を進めた横浜FMだったが、決定機を決め切れずにいると、41分に鹿島がカウンターから、右サイドの柴崎のクロスから土居ヘディングシュートが生まれる。

1点ビハインドで後半を迎えた横浜FMは、63分に中村俊を投入。68分に得た敵陣左サイドでFKのチャンスから中村が好クロスを送るが、ネットを揺らした金井のヘディングシュートはオフサイドの判定でノーゴール。その後、永木のスルーパスを右サイドの柴崎が右足ダイレクトで中央に折り返し、これに中央で鈴木が押し込み、鹿島が決定的な2点目をあげる。

後がなくなった横浜FMは、中島、兵藤を立て続けに投入。齋藤、中村俊を中心にチャンスメークするが、鹿島がこれをシャットアウト。鹿島が6大会ぶりの決勝進出を決め、今シーズン2冠目まであと1勝とした。

大宮アルディージャ vs 川崎フロンターレ

初の決勝進出を目指す両チームの一戦。立ち上がりから大宮は、高い位置からのプレスと攻守の切り替えで川崎Fの攻撃を停滞させる。パスワークが機能しない川崎Fチャンスを作れぬまま試合を折り返す。

後半に入ると大宮が主導権を握るも決定機を活かせずにいると、ここまでリズムを掴めなかった川崎がらしさを見せる始めると、終始、大宮ペースで進んでいた試合は、81分、川崎の右からのコーナーキックのセカンドボールをエドゥアルドが体を張り、頭で当てるとボールはゴール前の谷口が右足アウトサイドで合わせ、ゴールネットを揺らす。これが川崎待望の先制点となる。先制を許した大宮は残り時間、敵陣に侵入するもゴールを脅かすまでには至らず、試合終了。川崎が苦戦を強いられるも、初の決勝進出を決めた。

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