独立リーグとは

独立リーグとは、一般的にプロ野球と言われるNPB(日本野球機構)と異なった団体が運営するリーグのことです。

日本には日本独立リーグ野球機構所属の四国アイランドリーグ、ルートインBCリーグ、九州アジアリーグ、北海道フロンティアリーグ、関西独立リーグなどの独立リーグがあります。2005年に現在の四国アイランドリーグplusが日本初の独立リーグとして誕生したのがきっかけです。

リーグ発足当初はアマチュアとして扱われていましたが、2009年からNPBと同じようにプロとして扱われるようになりました。つまり独立リーグに所属している選手はプロ野球選手になります。

独立リーグの収入源

独立リーグの球団は多数の協賛企業(スポンサー)から広告費をいただき運営してるケースが多いようです。また試合のチケット代や球団グッズ等の売り上げも大事な収入源です。

この「スポンサー企業からの広告費」と「球団グッズの売り上げ」によって球団が運営できています。

選手の給料

独立リーグの選手の給料は球団によって異なりますが、月給10万円から多くて20万円程度だと言われています。成績に応じてインセンティブが加わる球団もあるようです。

また、独立リーグの選手の給料はシーズン中のみ支給されます。NPBのようにオフシーズンでも給料が支払われるわけではありません。

少ない額と見られてしまうかもしれませんが、やはり独立リーグはNPBのスカウトに非常に多く見ていただける環境です。NPBで活躍したい若手や野球を続けたいと考えるベテランの受け皿にもなっていることで、収入面以上にさまざまな可能性があることから、チームに所属する選手が多いとも言えます。

とはいえ、独立リーグだけで食べていくことは難しいとも言われているのが正直なところ。実際選手たちはオフシーズンになるとアルバイトをしている方もいるそうですが、野球教室でコーチをするなど、別の形で野球に携わり続け、充実したライフスタイルを送っている選手も多いそうです。

給料以外のサポート

独立リーグ一本のプロ野球選手として食べていくことは難しいかもしれませんが、しかし所属する球団によっては給料以外にも様々な福利厚生が充実している場合があります。

福利厚生に関してはチームのスポンサーによって異なります。

例えば飲食店がスポンサーであればご飯を安く食べることができたり、不動産屋さんであれば家探しを手伝ってくれたり家賃を安くしてもらえたり。その他にもトレーニング施設や銭湯、接骨院がスポンサーであれば、身体のケアを安価で受けられたりします。

このように「選手のため」「野球の発展のため」と、チームに出資してくれているスポンサーの存在は、選手やチームにとっては本当にありがたい存在と言えるでしょう。

独立リーグはスポンサー企業の存在があるからこそ、様々なサービスを受けられたり球団を運営させたり出来ると言っても過言ではありませんね。

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