サッカー女子W杯、スペインが初優勝!

サッカーの女子ワールドカップは8月20日、シドニーで決勝が行われ、日本と同じグループだったスペイン(世界ランキング6位)が1-0でイングランド(同4位)を破って初優勝。イングランドは初めてW杯決勝まで進んだが、トロフィーには手が届きませんでした。

スペインがイングランドを1-0で破る

試合は前半、イングランドのDFルーシー・ブロンズが中盤でボールを奪われた後、左サイドを駆け上がったスペインのキャプテンでDFのオルガ・カルモナがシュート。ボールはイングランドのGKメアリー・アープスの手をかすめ、ゴール右に吸い込ました。

後半、イングランドのサリナ・ウィーグマン監督はFWのローレン・ジェイムズとクロエ・ケリーを投入し、攻撃陣を手厚くして同点ゴールを目指しました。それでもスペインが、主導権を渡すことはありませんでした。

ウィーグマン監督は前回W杯ではオランダ代表を率いて準優勝しており、これでW杯2大会連続での決勝敗退となった。

今大会のゴールデングローブ(最優秀ゴールキーパー)賞を受けたイングランドのGKアープスは、たびたび驚異的なセーブを見せた。後半、味方MFでバルセロナ所属のキーラ・ウォルシュが長時間のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定でハンドを取られ、スペインにペナルティーキック(PK)のチャンスが生まれた時にも、相手FWジェニファー・エルモソ・フエンテスが蹴り込んだボールを見事に止めました。

イングランドは昨年の欧州選手権制覇に続くビッグタイトルの獲得には一歩及ばず、スペインは選手と同国サッカー連盟の間で起こった論争を引きずりながらの大会出場となったが、ついに優勝トロフィーを手にしました。

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