シャドーストライカーとは

サッカーのシャドーストライカーとは、動き回って得点を取る役割のことです。シャドーとは英語で影を表すshadowでストライカーをつけた言葉で、シャドーストライカーというポジション自体はなく、役割やプレーに対して表される言葉です。

シャドーストライカーと呼ばれる理由は語源の影という言葉の通り、影から出てきて得点を奪うタイプという意味です。

影から出てくるとは、相手ディフェンスのマークを外して視野から消えてパスが出てきた時に現れるということです。
ちなみに、マークを外して視野の外から得点を奪うシャドーストライカーの得点の取り方のことをヨーロッパではゴールを盗むと表現することもあります。

シャドーストライカーの意味合いは、裏へ抜ける動き、おとりになってスペースを作る動きが得意なタイプのストライカーのことです。

シャドーストライカーの他の呼び方としては、シャドーアタッカー、ラインブレイカー、セカンドストライカー、セカンドアタッカー、ムービングストライカーなどと言われることもあります。

シャドーストライカーの役割

センターフォワードのサポート

シャドーストライカーの役割の1つに最前線にいるセンターフォワードが孤立しないように、センターフォワードの周囲をサポートする動きをすることがあげられます。

センターフォワードを追い越したり、近づいたり、サイドに開いたりしてセンターフォワードの周囲を動き回ることがシャドーストライカーの役割の1つとして求められます。

3人目の動き出し

シャドーストライカーには3人目の動きが求められます。

3人目の動きとは、ボールを持った選手が2人目。ボールを次にパスされそうな選手が2人目としたときに、2人目にパスが渡る前の一手先を読む動き出し、パスが出てきそうもない選手の意外性のある動き出しのことをいいます。

守備の狙いを崩す

シャドーストライカーの動き方で重要なことは相手の守備の狙いを崩すことです。

守備の狙いを崩す動き出しは、ついていくか、いかないかの選択をディフェンダーに迫ることができます。相手がどちらを選択しても、対応できない動きになるのがシャドーストライカーの動きの理想です。

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